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アルテックランシング
1980年前後のワイドレンジ化への対応

620B CUSTOM


604シリーズにおいてマルチセルラからマンタレーホーンに変わった最初のモデル且つ、最後のアルニコモデルが604-8H。
さらにオリジナル604-8Hのホーンのデットニングと620Bボックスのチューニングを受けたカスタムモデルが620B CUSTOM。
オリジナル620Bの厚みのある透明感とリアリティがやや薄まった感じで
おそらく鳴きを抑えてフラット感を出そうとしたのではと思われる。
エレクトリックギターの「フェンダー」に在籍してたポール・スプランガー氏のチューニングとなるモデル。

model 9861


ホームユース A-7というコンセプトだと思われる構成で、それ以前も「マグニフィセント」という機種が
やはり低域をショートホーンで2Wayの構成だった。本来ならウーファーには416系なのだろうが、ここはロングストロークの411系とショートホーン。
ただ、どういう訳か416が搭載されてる写真もあったので、試作機だったのかなと思う。
802系のドライバープラスセクトラルホーンは定番としても
さらに上の帯域を902系プラスマンタレーホーンを追加した3Wayでまとめた。
ダイナミック感とレンジ感をうまく両立、相当完成度は高かった。
ドライバーは最初期に802-8G、以降フェライト化された902-8Aを使用。

model 9862


どう見ても例のJBLの4343を意識して企画されたと思われる4Wayモデル。
上の9861もそうなのだが、ずっとエレクトリがALTECに要求を出していたのが「ワイドレンジ」
414と802でファンダメンタルをしっかり押さえて上は950というスーパートゥイター
最低域は416に質量をもたせてローエンドを伸ばしたスペシャルユニットで構成。
レベル合わせが相当シビアなモデルだったけどそのポテンシャルは凄まじいものがあった。
ただ、ユニットは全て本流ながらあまりにもALTECらしくないまとめ方だった。
ずっと後で解ったことだが、ミッドのホーンと、スーパートゥイターともしっかりとALTECの作だった。
また、発売当時はアルニコ、後期にはフェライトに移行、バッフル面のカラーもアルテックグリーン又はブラックの違いがあった。
本国アメリカでもかなりレアらしく、BBSで話題になったり
実は「日本のオークションで落札して欲しい」というメールが海外から数件来たりした。

model 6041


当時、604-8Gのホーンを改造しローエンド領域カバーに38cmのウーファーをプラス、さらにタイムアライメント重視の
クロスオーバーを組み込んだ「Urei」がアメリカのレコーディングスタジオで猛威を振るっていた。
また、低域に関しては同じようなコンセプトでオーディオテクニックス社の<ビッグ・レッド(BIG RED) システム>も
スタジオの壁面に埋め込まれている写真が多く見られた。
要はALTEC604プラスサブウーファーという組合せ。
本国ではさすがにその対抗策は無理だったようだが、例によって日本のエレクトリはまたまたスゴイことをやってくれた。
基本的には、604-8Hをメインに下を416-8BSWを、上に6041-STを足す形でシステム化。
604-8Hのバックキャビティが小さいので604フリークとしては使い方に不満があったものの
超弩級の鳴り方はもの凄いものがあった。
残念ながら6041-STスーパートゥイターはOEM製品。
その後、6041/IIとなりフェライト化された604-8KS搭載となる。

(画像全て当時の株式会社エレクトリ様カタログより)






Recording Sound Monitored by ALTEC604 CD & MP3 Downlord

    

Recording Sound by ALTEC 604 on YouTube
Japanese Flutist Hiromi Motomiya


 

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