ALTEC 938-8AE
異色のアルテック!
これが異色のALTECでございます!
ま〜皆さまからは期待はずれかもしれませんが(笑)
938-8AEという型番で通称「ころがし」と言われる種類の、ステージでの跳ね返りフロアモニタースピーカーです。
シンガーやミュージシャンにとってはこれが非常に重要な役割をしてまして、気持ちよくプレイできるかどうかを担うキーアイテムなのです。
どんな小さなライブハウスでも一応モニターは置いてあり、ミキサーの方とやりとりをしながら音作りをしていきます。
ところがどうしてもメインスピーカーよりは軽視されがちで、仕方ないにしろそこそこ聞こえれば良いということでそこそこのモニタースピーカーが置いてある所が多いような気がします。
通常この手のモニタースピーカーできちんとした音圧できちんとした音を出すにはやはり38cmのウーファーに高域はドライバー+ホーンと組み合わせて傾斜をつけたボックスに入れシステム化します。
必然的に結構な大きさと重さになるのは当然と言えます。
ところがこの938-8AE、言わずと知れたあの604が1発のみ!
ご覧の通り604-8Kと全く見分けが付きませんが、そのハイパワーバージョンの904-8Aを搭載しています。
このユニットは、ボイスコイル構造を強化、高域のダイアフラムに「シンビオテック」を採用するなどの改良が加えられ、オリジナル604のほぼ倍の耐入力特性を実現しました。
604-8Hが現役の頃にフェライト化された604-8Kがまだカタログに載っていないタイミングで既に904-8Aは大音量のステージ演奏用、音楽サウンドシステム用として「新型」としてラインアップされていました。
このシステム、相当良いです。
凝縮された素晴らしい音を聴かせます。
もちろんそんなに上下に伸ばしてないのでしょうが、特に低域はきっちり量感もあり、上の伸びきった繊細感こそ無いものの質感を伴った高域、そして格別のバランス感を提供してくれます。
これ、正立させて、それなりの台に乗せてあげて使ってみたいと思わせます。
そうです、ユニットはまさしくNong-Khaiさんと同じなのでした!
ALTEC LANSING 938-8AE 主な仕様
ユニット 904-8A
エンクロージャー バスレフ
インピーダンス 8Ω
クロスオーバー周波数 2.0kHz
再生周波数帯域 80Hz〜15kHz
出力音圧レベル 100dB(新JIS)
許容入力(連続プログラム) 150W
サイズ、重量 W558×D470×H558mm 26.4kg
2010 / 4 / 20
そろそろ置き場所に限界が・・・
2011年 追記
残念ながら機材整理のために手放してしまいました(涙)
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