すさまじいリアリティで他の追随を許さない
この迫力と実在感がALTECを信奉させる
アルテックランシング スピーカーシステム
A4 System
515のダブルウーファーとこの異様なまでのウイング!
超弩級288ドライバーに新世代の定指向性マンタレーホーン!
音圧感というだけではない朗々とした、異次元の鳴りっぷり。
A7 / model 9861 / A5
いつか忘れたが、小さい頃だったと思う。
そのスピーカーらしきものの側面にには「ヴォイス・オブ・ザ・シアター」というステッカーが貼ってあった。
なにげなしにそこを通り過ぎて行ったと思う。
なんとなくその言葉の意味を追想してたら、なんとも感慨深くなっていった。
「劇場の声」と言い切るその潔さと自信。
いつかはA5を!という夢は未だに持ち続けている。
3Wayとなったmodel 9861はA7のエッセンスを持ちつつ、レンジ感もあり完成度が高い。
DUPLEX系
612C Monitor / 620B Monitor / model
6041 / 604
Valencia
どこかのレコード店(死語になりましたね)でとてつもなくいい音が聞こえていた。
でかいユニットに不釣り合いの大きさのボックス、そして真ん中に小さなホーン。
なんとも凄みをもった心地よさ。
それを彼らはDuplexと呼ぶ永遠の名機「604」。
アルニコ最終モデルで、且つマンタレーホーンを最初に搭載したモデル、604-8H。
ハイエンドを伸張させ、さらにデュアルバンドイコライザーで中域の盛り上がりを抑えた使用が可能に。
Urei等で低域を増強するためにサブウーファーを付加したタイプが浸食しているなか
さすがに本国ではその仕様は投入できないとみるや、国内モデルとしてスーパートゥイターをも加えて6041が誕生。
ANAHEIM系
model 9862
これは時代の流れ、そしてワイドレンジへの答え。
日本のエレクトリはまたスゴイ仕事を成した。
上のDUPLEX系、model 6041はとても素晴らしいコンセプト。
そしてエレクトリからの散々の要求にようやく重い腰を上げた本国アルテック。
9862・・・・4Wayマルチユニットという迎合。
明らかにJBL4343のコンセプトの踏襲。
そして時代はまた違う方向へと流れていった。