フォノイコライザーでこんなに!
先回ご案内しましたように、L-07D+DL-103Rと元々のマイクロBL-91L+SME3012R+SPU-AEと遂にアナログが二刀流と
なりました。
ある意味異色なカップリングですが、2系統あるのは楽しいものです。
実は現在、プリを通さずフォノイコライザーを2種類使っています。
先月東京で仕入れた情報では「クリーク」が結構良いということでした。
情報源はそうです、「エピタフ」のマスターとさらにOさんでした。
「エピタフ」のアルテック604-8Hを納めた718Aはかなり低域の量感と質感がグレードアップされていました。
これは多分に「クリーク」のフィノイコのおかげがあったとマスターは仰ってました。
ほぼ新品状態の製品がオークションでゲットできました。
もう一方は同じでもつまらないと思い、少し冒険してみようと思いました。
上はキリがありませんので中をとってではないですが結局「フェーズテック」の「EA-3」になりました。もちろん例のオークションです。助かります。
最初はSPU+トランスAT700T+フェーズテックで聴いてみました。
ものすごくこっちに飛んできます。躍動感と熱さはぴかいちですが、ちょっとうるさいかも知れません。604のネットワークのレベルを少し下げてバランスをとってみました。
トランスを外してみます。落ち着きました。ホッとした感じです。定位と質感が素晴らしいと思います。声の実在感とリバーブ感が絶妙で、レコードって凄い!と思わざるを得ません。求めている「活きた音」に近づいている感じがします。
クリークにつなぎ替えます。下が良くでますね。量感ばっちりですが、全体的な音はかなり渋目なブリティッシュ!といった感じでしょうか。
トランスをかませます。これがなかなかバランスが良いかもしれません。低域のゴリッとした量感に中域から上まで前に出てくる感じと、ん〜なかなかです。
DL103RとL-07Dの方は全体感としましてはきちんとトレースしてる感が好印象で、強打音でSPUでちょっときつめになるような所もきちんと安心出来る良さと言いましょうか。
フォノイコでの変化は上と同傾向ですが、変化量はこちらの方が少ない気がします。
それにしても、これほどの変化がフォノイコであるとは・・・!正直驚いております。
まだまだ把握しきれていないというのが正直な所ですのでもう少し時間をかけながら、組み合わせと調整を楽しんでいこうと思います。
そして、プリが無い!というお話しも次回以降しなくてはいけません。
CREEK OBH15+OBH2
利得:37dB(56dB)
周波数特性:20 Hz to 20 kHz ア 0.25 dB(20 Hz to 20 kHz ア 0.25 dB)
S/N比:- 82 dB(- 75)
高調波歪: ■RIAA偏差: ± 0.5 dB(± 0.5 dB)
出力:250 mV(250 mV)
出力インピーダンス:750ohm(750ohm)
入力感度:3.5 mV/ 47 k / 220 pF(0.5 mV/ 1000ohm / 3300 pF)
重量:500g
寸法:W100 × D150 × H60mm
価格:¥68.250
付属品:英語版取り説・専用電源OBH2・元箱
フェーズテック EA-3
形式:MM/MC 全段対称無帰還型フォノイコライザーアンプ
入力感度:MM 2.5mV MC 0.12mV
入力インピーダンス:MM 47kΩ MC 470Ω
利得:MM 38dB MC 65dB
入力換算S/N比:MM -124dBV MC -144dBV
最大許容入力:MM 125mV(1kHz) MC 6mV(1kHz)
定格出力電圧:200mV(1kHz)
リアカーブ偏差:±0.2dB(20〜20kHz)
出力インピーダンス:100Ω
チャンネルセパレーション:100dB以上(20〜20kHz:MM/MC共)
消費電力:7W(100V AC 50〜60Hz)
外形寸法:305(幅)× 90(高さ)× 310(奥行)mm
質量:5.1kg
価格:194,250円(税込)
2010 / 1 / 10
今年の冬はやっぱり厳しいらしいですが・・・
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