鎌倉に英国アンティーク博物館が誕生しました!


鎌倉に英国アンティーク博物館が誕生しました! 

 

 令和4年9月23日(秋分の日)、雪ノ下一丁目に英国アンティーク博物館が開館しました。

 

(建物正面)

9月17日(土)のオープニングセレモニーには、英国駐日大使が招待され、プレス会見にも同席されました。

 デザイン監修は築家の隈研吾氏で、建物正面は鎌倉彫の特徴的な意匠となります。
 1階には日本初のロンドンタクシーを用いた「ブラック キャブカフェ」が登場、2階にはジョージアン時代のシルバーや家具を展示、3階には小説シャーロックホームズの 部屋が再現され、4階にはヴィクトリア時代を中心に、蓄音機やハープなどが展示されています。

 

(1階)

(2階)

(3階)

(4階)

 

 同館の発起人であり、館長の土橋正臣氏から、作家大佛次郎氏が英国のナショナル・トラスト思想を紹介し、ナショナル・トラスト運動により御谷の森を守ったことを思い起こすと、鎌倉と英国のつながりは深く、ナショナル・トラスト団体の先駆けである鎌倉風致保存会と連携することで、相互の普及啓発に寄与したいとの申出がありました。 こうしたご縁で、窓から御谷の森を望む ことができる4階フロアに、ナショナル・ トラスト、御谷騒動、鎌倉風致保存会や古都保存法を説明するパネルを展示しています。ちなみに、鶴岡八幡宮の背後に御谷の森を望むためには、4階くらいの建物に上る必要があります。このパネルの右下の画は、窓から見える御谷の森の鉛筆画で、当会の幹事である大竹正芳氏に描画をお願いしたものです。この鉛筆画を拝見したとき、本物の写真を見ているような感覚を覚えました。

 また、当会のパンフレットや御谷騒動記 を配架した台と募金箱を設置しています。この配架台と募金箱は、厚木市森林組合に神奈川県産のケヤキ材での作製をお願いしたものです。素晴らしい出来栄えで、作製していただいた組合の方に感謝しています。

 

<設置状況(遠景)>

<設置状況(近景)>

 鎌倉と英国のつながりとなった御谷の森を望むこともできる素晴らしいアンティークの博物館が誕生しましたので、足を運ばれたらいかがでしょうか。

 これまでに頂戴した浄財は次のとおりです。

英国アンティーク博物館 BAM鎌倉 募金箱収入

期間
募金箱収入(円)
令和4年 9月~12月 51,832
令和5年 1月~6月 65,539
令和5年 7月~10月 15,818
令和5年 11月~12月 19,262
令和6年 1月~3月 15,437
合計 167,888

 募金をしていただいた皆さまに感謝申し上げます。