marantz CD-94 Limited
CDが出た当時、ちょうどラオックスにいてその歴史的瞬間には
多くの各社CDプレイヤー第一号機を聴くことができました。
しかしその音はいわゆるデジタルくさい音でまったく異質なものが
でてきたなといった感じでした。
もちろん、録音からマスタリングからもちろんその再生環境まで
まったくの移行期でしたのでその独特の再生音に違和感は当然かと思える
ふしもありました。
当然、その比較対象はアナログレコードの最上級の再生音。
入り口としてはオルトフォンMC-30にSME 3012R、プレイヤーがリンLP-12又は
マイクロの5000番、コッターの昇圧トランスといった組み合わせあたり。
CDプレイヤーが20万円前後なのでそれからみれば何倍もの装置になるわけですが
クラシックはあまり聴かない身にとってみてもそのストリングスの上擦った
音色は不気味ですらあったわけです。
もちろん、無音状態からいきなり音が出てくる新鮮さや
曲の頭出しができる段違いの操作性の良さ、小さい上
抜群に扱いやすくなった盤自体と手放しで評価できる面は多々ありました。
その後、何年くらいかかったのでしょう?
超弩級は別として、そこそこの値段でまともな音が聴けたのが
marantz CD-94 Limitedだったのです。
例によってそのルックスもシャンパンゴールドにウッドパネルと
定番の装いなのがいいわけですが。
今、後悔してることと言えば、この機種と同時に発売となった
別売りのD/Aコンバ−タが未だに手に入らないことです。
当時、単体の本体と多分同じ値段だったと思います。
オークションでも見ないですしね。
是非連れ添わせてあげたいですね。
2005 / 1 / 21 大雪注意報だそうで
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