正確にはちょっと違う。
そう、どこかのレコードショップ(死語になったね)でとてつもないいい音が聞こえた
どでかいユニットに不釣り合いの大きさのボックス
真ん中に小さなホーン
なんとも凄みをもった心地よさ
それは、紛れもなくALTECの604だったんだと思う。
それが小学校の時なのか、中学なのか、高校の頃なのか
その辺はまったく曖昧なもので・・・・
上のオーナーズプレートは実は620B CUSTOMのもので、
オリジナルの620Bにはついてこない。
Fender(テレキャスターやストラトの)に在籍していたポールスプランガーという人が
ファインチューニングしたのがCUSTOMだった。
しかしながら、音の方はどうも毒気がなくピンとこなかった。
1980年前後、当時の吉祥寺LAOXは凄かった。
スピーカーの試聴室だけでも三つはあった。
今では考えられない凄まじい数の海外製スピーカーが構えていた。
そしてALTECやマッキン好きの愛すべきちょっと変わった店員たちがいた。
そんな環境の店のなかで、パイオニアのヘルパー(派遣店員)として数年間仕事をさせて
いただいた。
売ることに関してはかなり厳しかったけど、なんせ、大好きなオーディオに囲まれての
仕事は結構楽しかった。
そして、以前かなり自分なりに考えた末に買ったオーディオセットがどうしてもショボく
我慢ならなくなってくるのにそう時間はかからなかった。
ハイエンドが置いてある部屋にはJBL パラゴン、4343、4333、TANNOY
オートグラフ
アーデン、ロジャース、ハーベス、KEFなどのブリティッシュ系
そして、ALTEC A5 A7 620B 9861とかのスーパースター達がそれこそズラーッと並んでいた。
その頃、6畳一間のアパート暮らしだった。
さすがにA5やA7では音像がつかめない。
しかし、ウーファーは38cm 、ミッド以上はホーンでなければならない。
そしてその答えはたった一つ。
アルテックの同軸604モデル、さらに612Cもありだけど、どうせなら・・・
と言うわけでターゲットは620B Monitorに行き着く。
あの604の内部構造カットモデルを雑誌で見たとき
既にやられてしまっていたようだ。
こいつをうまく鳴らすための悪戦苦闘が、その後ずっと続いていくことに・・・・・。
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