令和7年度糸魚川法人会通常総会・特別講演会
糸魚川法人会通常総会を5月19日、ヒスイ王国館で開催し会員と来賓を合わせて64人が出席しました。総会では令和6年度事業報告、令和7年度事業計画・収支予算が承認され、決議事項では令和6年度決算報告と理事・監事の改選案が原案通り可決されました。役員改選では理事18人と監事2人が承認された後に理事会が開かれ、会長には永江善昭氏(再任)、副会長には後藤幸洋氏(再任)、高鳥 睦氏(再任)、佐藤元春氏(再任)が選出されました。
総会後の特別講演会では、AI活用型オンデマンドバスの活用〜地域公共交通課題解決〜と題して小田垣 曜氏(ネクスト・モビリティ株式会社代表取締役副社長)が講演を行いました。オンデマンドバスは、ネクスト・モビリティ社のアプリ『のるーと』を使って、行先や利用時間を予約し乗り合いで目的地まで向かう仕組みです。同社では全国の300か所でこの事業を展開しており、近隣の塩尻市、松本市、安曇野市での取り組みを紹介していただきました。
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総会で挨拶する永江会長 |
小田垣講師による特別講演会 |
交通安全講習会
令和7年度最初の研修『講習安全講習会』を5月15日、ビーチホールまがたま研修室で開催し、20人が受講しました。講師は糸魚川警察署の柳交通課長が努め、糸魚川管内での交通事故の発生状況などを説明いただきました。交通事故では高齢者が多く、発生場所は国道が多くなっています。もし交通事故が発生した場合、どんなに小さな事故でも110番通報し、『とにかく現場から離れないでいただきたい』と柳交通課長は呼びかけました。また、横断歩道での一時停止に加え、一時停止する際は、必ず停止線の前で止まらないと違反となることを解説されました。
女性部会定時総会・税務署長講話
女性部会定時総会を5月12日、膳処くろひめで開催し11人が出席しました。総会では令和6年度事業報告・収支決算及び令和7年度事業計画・収支予算が承認されました。また、今回は役員改選が行われ、部長には樋口佐登子さんが再任され、監事には中林とも子さんが承認されました。
総会後に糸魚川税務署の久須美署長から『少子高齢化と税』と題して講話をいただきました。久須美署長は今後、働き手の減少で人材獲得競争が激化する中、労働力確保のための税制として、個人所得税の基礎控除の引き上げ、事業者向けの賃上げ促進税制について説明されました。
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総会であいさつする樋口部長 |
久須美署長の講話 |
青年部会定時総会・税務署長講話
青年部会定時総会を5月8日、鶴来家で開催し9人が出席しました。総会では令和6年度事業報告・収支決算及び令和7年度事業計画・収支予算が承認されました。また、今回は役員改選が行われ、部長には渡辺澄男さん、監事には中林友幸さんが承認されました。
総会後の講話では糸魚川税務署の久須美署長が『税務行政のデジタル・トランスファーメーション』と題して、取引から会計・税務までのデジタル化で事業者の事務負担の軽減や税務コンプライアンスの向上に期待できると話されました。
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総会であいさつする渡辺新部長 |
久須美署長の講話 |
糸魚川支部通常総会・公開講演会
糸魚川支部通常総会と公開講演会を4月25日、ヒスイ王国館で開催し34人が出席しました。総会では令和6年度事業報告・収支決算及び令和7年度事業計画・収支予算が承認されました。また、今回は役員改選が行われ後藤幸洋さんが引き続き支部長、監事には山岸美隆さんと小池健一さんが承認されました。
総会後の公開講演会は、長岡造形大学の平山育男学長をお招きし、『レンガの建築と糸魚川の町並み』と題して講演をいただきました。
平山先生はかつて糸魚川駅構内にあった赤レンガ機関庫を糸魚川のシンボルとして、建物の残し方の助言をいただいています。糸魚川に蒸気機関車の機関庫があることを時代と場所が生んだと解説されました。
糸魚川の町並みでは、雁木を取り上げ、雁木といえば建物の軒から延びるひさしをイメージしますが、雁木には『ぎざぎざの形』という意味があり、各地で雁木と呼ばれるものを紹介されました。そのうえで糸魚川の雁木の特徴と建物の屋根と入り口との位置関係を表す『切妻平入』に触れ、糸魚川は平入の建物が多いと話され、『見慣れた風景を残さないと糸魚川ではない』と町並み再生への助言をいただました。
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挨拶:後藤幸洋支部長 |
講師:平山郁男氏 |