かかみがはら航空宇宙博物館(こうくうちゅうはくぶつかん)

各務ヶ原市(かかみがはらし)は、飛行場のある町です。
各務ヶ原の飛行場は、アメリカのライト兄弟が世界ではじめて飛行機で空を飛んでから14年後の1917年(大正6)、日本で2番目につくられました。

各務ヶ原には、この飛行場が元になって飛行機工場ができ、多くの人々が働きに集まりました。それ以来、町は飛行場といっしょに発展(はってん)してきました。
また、各務ヶ原の飛行場は、日本で活躍(かつやく)した多くの飛行機が初めて空を飛んだ飛行機のふるさとです。そして、今も日本の空で活躍する多くの飛行機がここ各務ヶ原で試験されています。各務ヶ原の歴史は日本の飛行機の歴史ともいえます。


このような飛行場のある町、各務ヶ原に、各務ヶ原に関(かか)わりの深い飛行機を集め、博物館をつくりました。

本物の飛行機を見ながら、日本の飛行機の歴史としくみを楽しく学びましょう。


はじめてつくったサルムソン
サルムソン2A−2型機は、各務ヶ原で初めてつくられた飛行機です。1922年(大正11)11月9日、各務ヶ原飛行場で初飛行に成功しています。その後、1927年(昭和2)8月までに300機つくられました。
最高速度は、186km/時で、当時の飛行機の中ではとても速かったのです。