視覚障害者のためのリハビリテーション外来

失明を目前にした人や、すでに失明した人は一度は死を考えるといい、不安と悩みは想像を絶するものがあります。 また、視力の低下のために、仕事をやめたという人が少なくありません。もう少し早く私たちの外来を受診していただければ、力になれたかも知れないと残念に思うことがあります。

このようなことを解消するため、専門家が相談にのり、不安や悩みを聞き、どうしたらよいかを共に考えることが大切と考えています。

 

そこで、埼玉や東京から歩行・日常生活訓練士に来ていただいて、眼科医、内科医(糖尿病医)、視能訓練士が中心となって、仕事や日常生活の相談や、その人にあっためがねを選択し、その使い方を指導するロービジョン(低視覚)クリニック、歩行訓練、日常の生活訓練などを行う「中途視覚障害者のリハビリテーション外来」を1994年5月から開設しています。ご本人は勿論のこと、ご家族の方々のご利用をお待ちしております。 

内容 

悩みへの相談
ロービジョン(低視覚)クリニック(弱視めがねや拡大読書器の選択とその使用法など)
白い杖による歩行訓練
日常生活に便利な器具類の紹介(拡大読書器、携帯電話、録音再生機器、時計、電卓、体温計、調理器、安全杖、点字器など)
音声パソコン教室(電子メール、インターネット、活字文字の読み取りなど)
点字・調理指導
福祉・援助制度の紹介
グループセラピーの紹介、他

外来日

毎月第1木曜日・第3木曜日 午前11時〜午後4時
  ※予約が必要です。詳しくはお問い合わせください。

場所

障害者自立支援センターオアシス内 相談室