10.点字ブロック
−警告ブロックと誘導ブロック−
皆さんは、道路に丸いぼつぼつや、細長い凹凸のある黄色のブロック(敷石)を見たことがあると思います。しかし、これが何の目的で敷(し)いてあるのかご存知でしょうか。
このブロックは、目の不自由な人が安全に外を歩けるように敷いたもので、図14のように2種類あります。1つは警告ブロックといい、丸いぼつぼつがあるもので(点状タイル)、この先は危険、または注意が必要であることを示しています。
もう1つは、線のひかれた(線上タイル)誘導ブロックです。これは、この上(この先)は安全であることを示しています。
このように目の不自由な人が、安全に歩けるように設けられている点字ブロックなので、この上に人が立ったり、物を置くと、せっかくの点字ブロックも役に立たなくなります。
11.盲導犬
−視覚障害者のパ−トナ−−
盲導犬は、視覚障害者を安全に誘導する犬です。ラブラド−ル、ゴ−ルデンレトリバ−、シェパ−ドなどの犬が盲導犬として活躍しています。決して吠えたり、噛んだりはしないよいうにしつけてありますから、怖がったり逃げたりしないでください。
盲導犬がハ−ネス(胴輪)をつけている時は、誘導の仕事中ですから、呼んだり、なでたり、口笛を吹いたり、また手を出したりしないでください。誘導に集中できなくなって、危険だからです。また、食べ物も絶対に与えないでください。せっかくのしつけがだめになってしまうからです。
誘導が必要なときには、誘導する人は盲導犬使用者の犬と反対側に立ち、目の不自由な人に肘を握ってもらってください。うしろから方向を指示してあげるのもよいでしょう。