飛行機(ひこうき)の飛(と)ぶしくみ
飛行機は、どうして飛ぶの? 不思議(ふしぎ)だねぇ。
KoToNoお姉(おね)さん
も、あんな大きな飛行機が空を飛ぶなんて、信(しん)じられなかったんだけどね。
このコーナーをよんで少しでも「飛行機」のことをわかってもらえるとうれしいな。
皆さんは、飛行機っておもいものだとおもっているでしょ。でもね、おもったよりも、ずっと軽(かる)いんだって。
大きな翼(つばさ)のなかは、ほとんど空洞(くうどう)になっているし、
丈夫(じょうぶ)なんだけどとても軽(かる)い材料(ざいりょう)で作られているんだって。
KoToNoお姉(ねえ)さん
が乗(の)る、人力飛行機(じんりきひこうき)の横幅(よこはば)は、みなさんの学校(がっこう)の
25mプール
に入(はい)らないくらいの大きさがあるのだけれど、重(おも)さは、
30kg
くらいしかないのですよ。すごく軽(かる)いでしょ。。
みなさんの体重(たいじゅう)とどっちが重(おも)いかな。。
やっぱり、空を飛ぼうとおもうと、すこしでも軽くなければいけないの。
それでは、飛行機がどうして空をとべるのか?せつめいしましょう。
実は、飛行機の翼(つばさ)の形(かたち)に、飛行機が飛ぶ秘密(ひみつ)が隠(かく)されているんだよ。下の絵を見てね。
飛行機が、空気の中を前に進むと、翼(つばさ)の上を通(とお)る空気君1号は、山を登(のぼ)るように遠(とお)い道(みち)を、翼(つばさ)の下を通(とお)る空気君2号は、まっすぐな近(ちか)い道(みち)を走(はし)って行(い)くことになるよね。
ということは、空気君1号は、空気君2号より、速(はや)く走(はし)らないといけない。
空気が速(はや)く走(はし)ると気圧(きあつ)というものが低(ひく)くなり、ゆっくり走(はし)ると気圧(きあつ)というものが高(たか)くなる。気圧(きあつ)が低(ひく)くなると、引っ張(ひっぱり)り上(あ)げようとする力(ちから)ができ、気圧(きあつ)が高(たか)くなると押(お)し上(あ)げようとする力(ちから)ができるの。この力(ちから)を揚力(ようりょく)というの、覚(おぼ)えておいてくださいね。
この揚力(ようりょく)が強(つよ)いと、重(おも)い飛行機でもとばすことができるんですよ。翼(つばさ)を大(おおき)きくすれば揚力(ようりょく)が強(つよ)くなるんだって。だからジャンボジェットの翼(つばさ)は、とっても大(おお)きいの。
翼(つばさ)の上では、引っ張(ひっぱり)り上(あ)げようとする力(ちから)が、翼(つばさ)の下では押(お)し上(あ)げようとする力(ちから)が出来(でき)るの。だから、飛行機は空をとぶことができるんだよ。