近年、温暖化の影響から全般に降雪量が少なくなってきたと言われるていますが、北海道や東北地方ではまだまだ数mも積もることは珍しくありません。
雪国の鉄道では、降雪・積雪時にも通常のダイヤを確保するため、シーズンが近づくと、各種除雪機関車の整備を行なうなど準備を整えて待機しています。
蒸気機関車が活躍していた時代の除雪作業と現代では方法が変わった訳ではありませんが、除雪に使用する機械類が大きく進歩している事は確かです。
一昔前の除雪では、構内除雪は人力・ラッセル・ジョルダンが主流でしたが最近は小型の
モーターカーを使用してます。
MCR600の様なモーターカーは御存知の様に「機械」として扱われていますから車輌としての籍はありません。この為、モーターカーは保線区長および主任の判断により駅との話し合いだけで、営業列車に支障が出ない範囲なら何時でも出動できるのが特徴です。
言い換えれば、ダイヤの合間をぬう「ゲリラ」的な除雪運転が出来る関係から保線区では雪が大量に降り積もる前に、気象状況を見ながら早めに駅構内の除雪ができる点も利点の1つでしょう。
これに対して、現在でもモータカーの性能で太刀打ちできないほどの豪雪になれば、除雪機関車の応援を要請することになりますが、此処でも2つの役割分担が存在します。
雪が降れば運転されるDE15ラッセル・DD16+ラッセルヘッドを装備した定排(ラッセル車)と線路際の積雪が高くなりラッセル車による排雪効果が無くなってきたと判断した時に運転されるDD14ロータリー・DD19ロータリー・DD53ロータリー等の特雪(ロータリー車)とがあります。
排雪列車に関しても、一昔前まではキ100(ラッセル車)、キ600(ロータリー車)、キ700(ジョルダン車)、キ900(マックレー車)等が蒸気機関車の後押しで活躍していましたが、現在では静態保存されているのを見る事も出来るだけになりました。
