秘書室
-社長の日記-
平成17年9月9日(金)
いやいやぁ〜。
前回の常識テストですが、「わかんねぇ」というメールは無し!
やはり社長の常識は日本の常識と考えていいようだ。
かなり安心。
そんななか一件だけ、社長の世を忍ぶ仮の職場のパソコンバリバリ課でご活躍中の
ハイ二車様から、社長の日記半年分にも及ぶ膨大なデータ量で回答が届いた。
もっとも社長の日記ってアレです、ほぼ月記ですんで・・・以下略
で、一応回答です。
一切資料を見ずに、社長の常識だけで書いてみます。
もし間違ってたら社長が非常識???
問1 9月1日に防災訓練をするのは何故でしょう?
1923年9月1日に発生した関東大震災にちなみ、
地震災害の恐ろしさ・悲惨さを忘れることのないよう、
また再び大震災に襲われても被害を最小限に抑えられるように
全国規模で防災訓練を実施しているのであります。
問2 「ポア」「サリン」とは何でしょう?(簡単に)また、そこから連想される団体は何でしょう?
この場合の「ポア」とは殺人、「サリン」とは「ポア」のための道具である毒ガス兵器。
10年ほど前に日本中を震撼させた、
宗教団体「オウム真理教」による一連の事件。
今もなお後遺症に苦しむ多くの人々のことを思うと、
決して風化させてはいけませんね。
問3 干支の中に猫がいないのは何故でしょう?
むかしむかしある日のこと、神様が動物たちを集めて言いました。
「動物たちよ、みんなで競走して、12番目までにゴールした動物たちを
一年ごと順番にその年の神様にすることにしたぞよ」と。
で、競走の当日。
足の遅い牛は前の日から歩き始め、見事一番でゴール!
の筈でしたが、ずるがしこいネズミが牛の頭の上に隠れていて、
牛がゴールする直前にジャンプ!
一番を横取りしてしまいました。
猫は神様の話を聞いてなくて、ネズミに「ねぇ神様は何の話だったの?」と訊きましたが、
その時ネズミから嘘の開催日を教えられ、騙されてしまったために参加できず。
だから猫は干支の中に入ることができませんでした。
怒った猫は今でもネズミを追いかけ回しているそうな。
問4 小室哲哉がメジャー化した際に属していたグループは何でしょう?
TMNetwork、またはTMN。
当初言われたTime Machine Networkの略というのは後付けのものらしく、
メンバーの三人が多摩地区で活躍していたため、
TAMA Networkを略してこの名が付けられたそうです。
問5 110番の電話番号はどうして110と決められたのでしょう?
昔は電話番号をダイヤルで回していました。
1はもっとも早く回すことができたため、
迅速な通報が求められる110番にうってつけの数字でしたが、
111では早く繋がりすぎてしまうので、
最後の数字は回すのに一番時間のかかる0にして、
その間に落ち着いてもらおうという配慮から110番になりました。
問6 結婚式の祝儀袋の水引が一般的な水引と違うのは何故でしょう?
一般的な水引きは紐が輪を描いています。
これは「こういうめでたいことがまたあるといいねっ!」って意味なので、
結婚式ではマズいわけです。
ちなみに社長は同じ人物の結婚式に二度招かれたことがあり、
水引にかけた思いのはかなさを感じざるを得ませんでした・・・
問7 円の面積を求める公式は何でしょう?
πr二乗。
πとは円周率のことで、近年は小学生に「3」と教えているらしい。
ふざけちゃイカンです。
六角形の面積と比較すると大混乱になります。
社長が覚えているかぎりの円周率は、
3.14159265358979・・・・・
それを単純に3とは!
簡単にするにも程があるってもんです。
問8 源氏物語の作者は誰でしょう?
ある意味、「わからない」が正解。
紫式部というの呼び名は、
源氏物語の中で若紫という女の子を上手に書いたためにそう言われているのであって、
じゃあ本名は何て言うのよ?って言われてもわからない。
一応、藤原香子という人なんじゃないかとも言われていますが、
そうじゃないって言う人もいますし、
そもそもあんな大作を一人で書ける筈がないって言う人もいます。
しかし「紫式部」が誰であろうとも、
源氏物語が世界初の長編心理小説であることは間違いないわけで、
こういう文化をもっと誇ってもいいんじゃないかナって思う次第です。
問9 リンゴ、バナナ、メロン、ミカンの中で仲間はずれはどれでしょう?
果物とは、果樹に実るものでありまして、
一年ごとに枯れて種から芽が生えるのは野菜なんであります。
この中でメロンだけが野菜。あとは果物。
したがってメロンが仲間はずれ。
問10 東京で使っていた電気製品を大阪で使うときの注意点は何でしょう?
散切り頭を叩いてみて文明開化の音を聞いていた頃の日本は、
今みたいに東京電力も関西電力なく、
でんこちゃんもいなかったのです。
しかしいつまでたっても電気がないんじゃ世の中真っ暗闇じゃござんせんか。
なので発電機を輸入したのです。
東京ではドイツ製の発電機、大阪ではアメリカ製の発電機を輸入。
で、このドイツ製が50Hzの交流、アメリカ製が60Hzの交流でした。
それぞれが周辺から徐々に勢力を広げていったので、
ついに糸魚川−静岡構造線あたりを境に西日本は50Hz、東日本は60Hzと
国内で二つの異なった周波数の電気を使うことになってしまいました。
東京で使っていた電気製品、50Hzでも使用可能かどうかよく確認してくださいね。
社長のところには東京時代の50Hz電子レンジが一台、埃をかぶっています。
ふぅ。
ご不満ありますか?ハイ二車様!
平成17年9月3日(土)
常識というのは、所変われば何とやらで
実は結構、その土地ごとに違っていたりする。
日本の常識=世界の非常識、という言葉があるとおりである。
そういえば、数年前に
どう考えてもおかしいことを真面目に「定説です」と言ってた団体があったが、
あれもある意味、あの団体だけの常識といったものといえるかもしれない。
前置きが長くなったが、近頃社長が驚いたことがあって、
それは、社長が「日本の常識」と思っていたことが
案外知られていない、つまり常識ではないことかもしれないと考えさせられたからである。
というわけで、ここでいわゆる常識テストを装ってお尋ねしてみたい。
「そんなのわかんねぇよ、常識でも何でもねぇよ!」って思ったら
カスタマサービスまでお知らせくださいませ。
問1 9月1日に防災訓練をするのは何故でしょう?
問2 「ポア」「サリン」とは何でしょう?(簡単に)また、そこから連想される団体は何でしょう?
問3 干支の中に猫がいないのは何故でしょう?
問4 小室哲哉がメジャー化した際に属していたグループは何でしょう?
問5 110番の電話番号はどうして110と決められたのでしょう?
問6 結婚式の祝儀袋の水引が一般的な水引と違うのは何故でしょう?
問7 円の面積を求める公式は何でしょう?
問8 源氏物語の作者は誰でしょう?
問9 リンゴ、バナナ、メロン、ミカンの中で仲間はずれはどれでしょう?
問10 東京で使っていた電気製品を大阪で使うときの注意点は何でしょう?