秘書室
-社長の日記-
平成16年5月25日(火)
24日の日記を書くつもりが、何故か25日。
だって帰宅したらもう25日になってたんだもーん!
相変わらず色気のない朝帰りを続けている社長でありました。
ところで全然関係ないんですけど。
今の日本人って、二つのキーワードで表せると思うんです。
1 出る杭は打たれる
目立つことをしてるとやられます。
例えばイラクに行って人質になったり、
お巡りさんの制服を着ていたり、
北朝鮮に行って拉致被害者家族を連れてきたり、
中央省庁の役人だったりすると、何らかの理由がつけられて批判を浴びます。
まぁ批判されて当然な部分もあるわけですけど、
当然じゃない部分まで批判されるのが、出る杭は打たれるの所以です。
やりたくない仕事を他人に押しつけておいて、そのアラを探すんですよね〜
2 人間万能主義
不可抗力や他に手段がない場合でも、実際に手を下す立場だとやられます。
天変地異が起こって犠牲者が出たり、
親が放っておいた子が事故にあったり、
非行少年を立ち直らせようと先生が生徒を叩いたり、
消防士さんが火事場で要救助者を救助できなかったりすると、間違いなく誰かが批判を浴びます。
人間にはできないことがあるということを忘れてるんじゃないかと思わせるのが、人間万能主義の所以です。
すぐに「ミスしたヤツは誰だ」「手を抜いたヤツは誰だ」という割に、再発防止策を考えないんですよね〜
近世、江戸の街にはしばしば大火が起こりました。
当時の為政者が行ったのは、火を出した人への厳重な処罰でした。
同じ頃、ヨーロッパでも大火が起こりました。
当時の為政者が行ったのは、石造りの街=燃えない街づくりでした。
「個性の時代」といわれ、これだけ好き勝手なファッションを楽しむ若者たちが増えているのに、
主義主張は横並び。
しかも根本は江戸時代と変わりない。
それどころか、時代が進化した分だけ状況が悪化している。
いいんですか?それで。
年金が出ない老後より、こんな状況が進んだ果ての老後の方がよっぽどヤです。