秘書室
-社長の日記-
平成13年9月28日(金)
社長の母、IT講習会に行く!
だからなんだという声も聞こえてきそうだが、これには大きな意味がある。
社長の母といえば「超」の付く機械オンチ。
この場合の「超」は女子高生が「チョーむかつく〜」などという場合のような軽薄なものではなく、
まして「チョ→むかつく〜」などというような変換がめんどくさいものでもない。
いわばNHKに出てくる日本気象協会の渡辺さんが
「超大型で非常に強い台風○号」などという場合のようなものなのである。
例えば。
ビデオの予約どころか再生もできないのがウチの母である。
カーラジオのAM/FMを切り替えできないのがウチの母である。
車は運転できるがAT車はダメという母である。
そんな母がIT講習会などというのは実に考えられないことなのだ。
で。
帰ってきました。母。
さぁ、その成果を存分に家のPCで試してもらおう!!!
が。
「ねぇ、どこ押すと電源入るんだっけ?」
・・・
おいおい
平成13年9月24日(月)
両親、突如として掃除に目覚める。
「あんた去年から全然掃除してないじゃない!」とか雄叫びつつ、社長室に掃除機の戦慄が走る。
今年になってから暇を見つけて少しづつ掃除は始めていたのだが、
去年の寝たきり身動き不能状態の頃のことまで引っ張り出されてはたまりません。
どのくらいたまらないかというと、
おもむろに小学校の頃の書道セットを取り出して心静かに墨をすり
半紙に向かって一時間精神統一したあと
思い立ったかのようにやおら太筆を握り締め
「不当判決」と書きなぐって前庭を走り回りたいくらい。
でもそんなコトしても誰も誉めてはくれないし、
先生も「元気があってよろしい」なんて朱は入れても
決して「上手に書けました」なんて書いてはくれないのです。
そもそも書道で”はなまる”もらうなんて無縁だわ。
って言うか先生、朱色と黒混じって汚いっす・・・
などと言っている間に、お宝雑誌やお宝漫画などがホイホイ縛られていく。
なんてこったいブラザー!沈黙の艦隊全巻初刷も課長島耕作全巻初刷も
あっという間に廃棄処分。
oh迷子!
その上、社長が高校時代に書き綴っていた嬉し恥ずかしの短編小説や、
詩、短歌、俳句など、全ての思い出が両親の失笑とともに葬られていく。
そしてついに高校時代に片思いだった娘の写真までが・・・
あぁ、無情。
そして必要なものは捨てられたのに大学時代の電気代の領収書の束なんかは放置されているという不条理!
こんなことがあっていいのか、いやない(反語)
こうなったら復讐戦だ。
年内に部屋中ピカピカにしてやろうじゃないか!
そしたらおもむろに小学校の頃の書道セットを取り出して心静かに墨をすり
半紙に向かって一時間精神統一したあと
思い立ったかのようにやおら太筆を握り締め
「逆転無罪」と書きなぐって前庭を走り回るのだ!
っていうか「不当半ケツ」と変換するウチのPCって一体・・・
平成13年9月19日(水)
トゥーリトル・トゥーレイトという言葉がある。
無論日本語ではない。
英語である。
ならば当然カタカナではなく英語表記で書くべきなのだが、
社長の英語力は高校1年の頃をピークに退化し続けていて
今や3歳児レベルなので、スペリングに自信がなかったのである。
ともかく。
トゥーリトル・トゥーレイト。
少なすぎ・後のまつり。
アメリカで卑劣なテロが発生して一週間。
我が国はいち早くアメリカ支援の方針を打ち出した。
しかしその後、国際緊急援助隊の出動が断られたこともあって
殆ど何もできないまま時がたってしまった。
最近になって日本赤十字社がようやく募金活動を始めたくらいなものである。
日本は、今後もしアメリカによる報復の軍事行動が行われたとしても、ともに兵を挙げることはできない。
だからこそ早急に、軍事行動以外の支援活動をするべきであったのに・・・
とはいえ、行政府を責める訳にはいかない。
情勢把握や邦人の安否確認、本邦内でのテロ再発防止、法整備の検討等で手一杯だったはずだからである。
規制緩和や行革、外務省叩きで執行力が低下していたことを考えれば、むしろよくやってくれているとさえ思う。
もしも行政府の対応を不満に感じるのであれば、彼らを叩くのではなく、
平時からその仕事を理解し、充分な予算をつけてやるべきだと思う。
それでは、誰がアメリカを支援すべきなのか?
これはとりもなおさず、われわれ一人ひとりなのである。
今回の事件でテロを憎いと思い、犠牲者に同情した、我々一人ひとりなのである。
大きなことをしなくてもいい。
例えば夕食を一品減らしてその分募金するとか、
英語のできる人ならアメリカ大使館に応援の手紙を書いてもいい。
そうやって我々の気持ちを伝えることこそが大切なんだと思う。
大統領は国際緊急援助隊の出動を断った時、言ったではないか。
「援助隊は丁重にお断りする。日本には精神的に支援してもらいたい」と。
もし今回のテロを対岸の火事と思っていたら。
求められたら何かすればいいと思っていたら。
行政府が何かしてくれるから国民は何もしなくていいと思っていたら。
「できること」をする機会を逸してしまい、「できないこと」をするよう求められるようになってしまう。
そうなってからいくら気持ちを伝えようとしても、もう遅い。
身を削って捻出した支援金に「金で解決しようというのか」と批判を受けた湾岸戦争の二の轍を踏んではいけない。
あの時、トゥーリトル・トゥーレイトと言われたのは、日本の行政府ではない。
我々の意識と対応だったのである。
そんな訳で、晩酌をビールから発泡酒にかえてみました。
社長の小さな米国支援です。
平成13年9月11日(火)
無知・無学な犯罪には腹が立つ。
飽きもせず毎日毎日僕らは鉄板の・・・って感じで繰り返される犯罪。
全く、救いようがねぇなと思っていた。
でも、まだマシだった。
知識と学問を駆使した犯罪に比べれば・・・
アメリカで今日起こった史上最悪の犯罪は、
人類の汚点として永久に歴史書に刻まれることであろう。
そして後世の人類は、この時代のなんと狂気なことかと呆れることであろう。
いや、そんなことはないかもしれない。
永久も後世もないかもしれない。
こんなことをしているようでは、人類の歴史もそろそろ終焉なのかもしれない。
・・・
今のうちにやり残したことやっておこう。
そんな訳で、彼女募集!
まずはメールから始めてみませんか?
って、結局それかい!!!
平成13年9月10日(月)
また台風だ〜
困ったもんですなぁ・・・とか言いつつ、ちょっとわくわくしちゃうのは何故でしょう???
やはりああいう非日常ってのはどこかで楽しいって思ってしまいませんか?
けが人も死者もなく、物的被害も全くない台風があったら、毎週でもおいで〜って感じ。
まぁ実際はそんな都合のいい台風はないし、
都合いいコースを辿ってくることもないし、
都合のいい出会いもないし、
やはり独りで過ごすようになっちゃってるんだなぁ・・・
なーんか話が横道にそれてるような気がするけど。
横道へのそれかたが一向に変わってない気がするけど。
これでいいのか?社長!
あと一週間で29歳だぞ!!
平成13年9月9日(日)
新・中古車、早速擦る!
っていうか、限りなくもらい事故に近いんだけど・・・
某国道のトンネル内で第二通行帯を走行中、
前方第一通行帯を先行中のトラックが、突如こっちにはみ出してきたのである。
追い抜き寸前だったので、超接触直前って感じで
超むかつく〜マジ?キモい〜みたいな〜
で。
なんとかそっちはよけたんだけど、右側縁石に右前輪を擦ってしまった。
「タイヤ大丈夫かな?」とか思っていたんだけど、
タイヤは無事でした。
タイヤはね。
アルミホイールの縁、傷だらけ。
ぐふぅ・・・
直せるかなぁ???
平成13年9月8日(土)
さしあたってドライブでしょう!
新しい中古車を前にハタと膝を打った。
保険の変更も終わったことだし、せっかくなんだからどっか行こう。
どこ行こう?海?山?
っていうか夏終わってるし。
っていうか独りで行っても辛く哀しい29の秋だし。
そんなわけで、腰の療養を兼ねて某日帰り温泉へ。
某高速道路を走り、某病院に立ち寄ったあと、某山がよく見える、某川沿いの某温泉へ。
が、そこで気付く。
某病院で注射してきちゃったじゃん!
風呂入れないじゃん!
何のために某温泉に来たんだ???
いや待てよ。
ドライブだったんじゃん。
そうだドライブだ、わーい!
という訳で運転を楽しんだだけで帰ってきてしまった。
ははは。
これでいいのだ。
平成13年9月6日(木)
日記の更新をサボっている間に、車買い替え命令が出る。
っていうか、車買い替え命令が出たから日記更新が滞っていたとも言える。(意味深)
まぁともかく、愛しのレビン君を手放さざるを得ない状況に。
こう言っちゃナンだが、社長はモノへの愛着信が人一倍強い。
ましては2年半で6万キロ以上走ってくれた愛車である。
手放したくはない・・・
が、業務命令である以上仕方ないことでもある。
で、新しい車が今日納車された。
新しい、と言いつつ、レビン君よりも古い車である。
レビン君、我が家を去る・・・筈であったが、今も我が家にある。
18万キロも走ったレビン君である。下取りに出されたらスクラップは必至。
しかも車検は2月に取ったばかりだし、
先月タイヤ交換もエアコン修理もバッテリー交換もしたばかり。
スクラップにするにはあまりに忍びない・・・
という訳で、レビン君を引き取ってくれる人募集中!
お待ちしています。