秘書室

-社長の日記-

本社業務部

秘書課(過去の日記)


平成13年2月22日(木)

やってもーた。
朝起きたら足が動かない。
どうも寝ている間に悪い方の足を下にしてしまったらしいのだ。
復帰四日目でなんなんだ!と自分で腹が立つが、
ここで無理をしてはかえって迷惑がかかる、以前の二の舞になると思い、
這いずっていって職場に電話を入れ、突発休を頂く。
運悪く休診日なので病院にも行けず、
いやどうせ病院に自力で行ける筈もなく、
送ってくれそうな人もそばにはおらず、
一日中ケーブルテレビを見ながら寝ていた。
一時は「このままか?」と不安でならなかったが、
午後には症状も落ち着いてきたのでひと安心。
明日は今日の分まで頑張るぞ〜!


平成13年2月21日(水)

社長は下っ端なので上司に頭が上がらない。
しかもその上司が支店長ともなれば、もう雲の上の人同然である。
だけどもこの支店長という方は大変すばらしい方で、
社長なんかにも声をかけて下さるし気を遣っても下さる。
で、支店長の計らいで、昼休みに通院できることになった。
無論、昼休みだけで通院が完了するはずもないのだが、
それにも目をつぶって下さっている。
社長もこの恩に報いるため、通院が終了するや否や飯も食わずに職場に戻っている。
ここ3日間、ろくに食べてないけど、でも頑張っちゃうのである。
・・・
っていうか、食べる気になんないんだよね〜、ホントは。
悩み事とかのためにね・・・


平成13年2月19日(月)

本日より職場復帰。
長らくご心配おかけいたしました。
皆さんのあたたかい励ましのおかげで、ようやく・・・ようやくここまでこぎつけました。
暫くはデスクワークだけれど、必ず第一線に復帰するのだ!と決意も新たであります。

なんだけどね〜
やっぱきついよね〜
完治した訳じゃないから気を抜くと腰にきてしまうし、
歩く時には足を引きずってしまうし、
よく思ってくれる人よりもそうでない人のほうが多いし、
しかもそんな時を狙いすましたかのように
私生活の方でも超巨大な悩み事などが発生したりなんかして・・・
問題ってホントに一度にやってくるものなのですねぇ。まったく。


平成13年2月13日(火)

出るんじゃないかなぁと思っていたらやっぱり出てきた話題がある。
今回の潜水艦衝突事故でである。

事故現場の映像を見ていて、きっとこれは潜水艦はろくな救助活動をしてないんじゃないかなぁと直感した。
潜水艦なんかはもぐるための船だから、余分な浮力がない。
ハッチを空けて救助中にそこから大量の海水が浸入したら?
あるいはもしも外殻に損傷があって気付かないような浸水があったとしたら?
一気に潜ってしまう可能性があるわけで、この場合、潜水艦は二度と浮上できなくなるであろう。
そんな危険性がある中で救助活動をすることが妥当かどうか・・・
しかも、もし原潜が沈没すれば、そこは引き揚げ不能の深海である。
腐食による放射能汚染がいつ始まるかビクビクする暮らしが、憧れの島・ハワイで始まることになる。
安易に論ずることができようか?いやできまい。
無論、海中で助けを待っていた人たちにとって見れば、救助活動をしなかったことは怨嗟の的であろう。
その家族にとっても同様である。
我々にしても当然に憤りと無力感を感じざるを得ない訳だが、
しかし、我々がそのことに固執するのは筋違いであるようにも思える。
そのことに固執するあまり、もっと大きな問題が置き去りにされてしまう危険性が高いからだ。
つまり、事故原因の究明しそこから教訓を得ることについてである。
潜水艦は事故を起こしても自力では救助活動ができない性質の船なのだと定義した上で、
そうした船だからこそ絶対に事故を起こしてはならないことを確認し、
そのための方策が探られるべきなのではなかろうか?
安易に「救助を行わなかった責任者は誰だ!」と責め、
その者のクビを切って溜飲を下げるようなことがあってはならない。
徹底した調査が望まれる。


平成13年2月7日(水)

ここのところ事件事故続きで。
といっても社長本人の話ではない。
社長の場合存在自体が事故というか不祥事なので。(笑)
日航機のニアミス現場は社長の住む街の上空だし、
あれぶつかってたら大変なことになるところでした。
その他にもいろいろあった。
特にホーム転落事故なんかは身につまされる。
今、自分自身電車通院中だし、
足腰痛めてるから何かの拍子に転ぶこともよくあり、
それがホームだったら・・・と思うとゾッとしたりするのである。
ただ、今回の事故に関しては不幸が2つと不幸中の幸いが2つあったように思う。
2つの不幸中の幸い
 1.結果的に不幸な結果ではあったが、勇気ある二人の男性の自発的な行動が社会に与えた影響。
  この社会、まだまだ捨てたもんじゃない!
 2.日本と韓国の国民間に芽生えた協調ムード。
  彼の勇気はお互いの国民のわだかまりを一掃したといってよい。
2つの不幸
 1.現場のホーム下に退避坑がなかったこと。
  近年新設・改築された駅では、ホーム下は空洞になっていて容易に退避が可能だが、
  現場の駅ではそういう構造のホームになっていなかった。
  ホームの改良は喫急の課題である。
 2.救助に入った二人の男性の行動が「自発的な」ものであったことそのもの。
  純粋な事故であれば補償もあっただろう。賠償請求もできたかもしれない。
  しかし自発的行動であったが故に、残された遺族はいきなり経済的な問題に直面せざるを得なくなる。
  こういう善意を無にしないための基金が必要だ。
それと、2つの幸か不幸か判別が難しい事柄
 1.現場が東京のど真ん中で起こったということ。
  もしこれが地方の無人駅で起こった事故であったら、ここまで大きく報道されただろうか?
  いや、ひょっとすると大阪・福岡クラスの大都市で起こったとしても
  せいぜいワイドショーのネタになる程度で、これほどの注目は浴びなかったかもしれない。
 2.この勇気ある行動を人々は忘れてはしまわないだろうかということ。
  日本人は熱しやすく醒めやすい。しかし、災害は忘れた頃にやってくるのだ。
  大切なのは再発防止の方策と、そのための予算である。
  一時大騒ぎしたのに、対策予算が出てくるとケチをつけて削るようなことを許してはならない。
彼らが教えてくれたものは勇気だけではないのだ。
彼らの死を無駄にしてはならない。
亡くなった3人に、今更であるがご冥福をいのりたい。


平成13年2月4日(日)

学生の頃は良かったなぁ・・・あらゆる意味で・・・