画像を笛吹童子のレコードジャケットにしてみた。 このドラマはさすがにリアルタイムで見た事はない。 が・・・・・・・・・ 調べてみたところ、昭和29年放送とあった、ちょうど私が生まれた年である。 私がテレビに夢中のなったのは10歳頃から、したがって笛吹童子から10年の歳月が流れていたわけだが 同じような雰囲気を持つ時代劇をいくつか見た記憶がある、まだまだ人気があったのだろう。 広い海、浜辺、松林、そのような背景が自然に浮かび上がってくる。 19歳のある日曜日、懐かしさが込み上げたのだろう、私は「名画座」へと足を運んだ。 上映しているのはもちろん笛吹童子である。 館内は大人半分、子供半分、今か今かと始まるのを待っている。 お父さん、お母さんは我が子に自分達のあこがれた世界を見せたかったのだろうか。 それとも単に子供映画のひとつとして子供を連れてきたのだろうか。 そして子供は? いよいよ上映が始まった。 「♪ひゃら〜りひゃらり〜こ〜・・・・・・」とうとう始まった。 懐かしい、確かに懐かしい! しかし・・・・・・・・・・・・・・ 私はもう子供ではなかった、やはり古さだけが目だった。 たぶん今だったらもっと感動していたはずである、しかし当時19歳、無理もないか。 でも不満に思ったのはどうやら私だけではなかったらしい。 考えてもみてよ、5〜7歳くらいの子供達が面白いと思うかどうかを。 飽きてきたらもう大変、何人もの子供が館内を走り回る駈け回る。 これじゃあ見る方ものんびりとはいかない。 そんなこんなでメチャクチャな映画鑑賞だったなあ(笑) それも今となっては懐かしいひとこまです。 |