子供の頃は、時々遠征してはいたものの以外と活動範囲は狭かったように思います。 特に学校と反対の方向へは中々足の進まなかった。 だから近距離にも関わらず行った事のない所が以外と多かったようです。 そんな中の一つに以前から気になっている場所かありました。 いつも魚を捕る小川を越え200Mも行くと今度は大きな川が。 目的の場所はその川を越えてすぐの所にありました。 周りは田んぼばかりなのにそこだけが「すすき」で覆われているのです。 そして広さもかなりなものでした(隣はお墓) ある日、何を思ったのかそこに、一人で出かけたのです。 中は草がぼうぼうでしたが少しだけ人が歩けるような道らしきものもありました。 そこを歩いて行くと枝が分れていてその途中には人が数人座れるような 場所があったのです。 さっそくそこを隠れ家にし宝物を隠しました。 そしてなんどか訪れてはひとりで色んな事をして遊んだものです。 そしていつしか月日も流れ・・・・・・・・隠れ家の事もすっかりわすれていました。 私が中学1年になった秋の事、我が家は引越しする事なったのです。 ただし貧乏な我が家の事、荷物もほとんどなくリヤカーに乗せれば それで終わりというまことに簡単なものでした。 リヤカーを押しながら夜道をえっちらおっちら歩いて行くと そこには4つ一組の平屋がいくつもあり、その一つが新しい我が家になったのです。 (結局そこは新しく出来た団地でした) そしてその日から新しい生活が始まったのです。 次の日の朝、学校へ・・・・・・・・・ そして団地を出ると・・・・・・・・・・・・ガーーーーーーーン!!! お・は・か、 おはかあーーーーー! そうなんです、その団地は私の隠れ家に造られてのでした。 世の中にはそんな不思議な事もあるんですねえ。 その団地も老朽化され二年前に壊されましたが今年また最新の設備で 生まれ変りました。 そして私も三週間前にまた戻ってきました。 そう私の隠れ家へ・・・・・・・・・・・・・・・ |