夢見るだけの絵空事 |
11・過去は忘れる | 2012・5・27 | 将棋上達について | ||
10・読む楽しさ | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
9・心のアップで総合力アップ | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
8・メンタルゲーム | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
7・実力とは | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
6・棋譜管理 | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
5・過去のデータに聞け | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
4・戦法の着眼点 | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
3・得意戦法を持て | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
2・視点を変えて突き進め | 2012・5・26 | 将棋上達について | ||
1・三つ子の魂百までも | 2012・5・26 | 将棋上達について |
11・過去は忘れる 棋力にほとんど伸びが見られなくなって十数年、それにもめげず一歩二歩と前に進むために、自分に言い聞かせていることがあります。 それは過去の自分を忘れること。 棋力を上げようと思い○○の練習をしました、しかし長続きせず挫折、棋力もそのままでした。 そんなことが何度もあると、勉強を始めてもどうせまたダメだろうという推測が付きます。 でも実際はそんな推測はあてにならないのです。 その昔クラシックギターを習い3年ほどで挫折しました。 しかしながら10年ほど前に再トライ、当時無理だろうなあと思っていた曲を今は弾いています。 何を根拠に無理だと思ったのか?その根拠などあてにならないいい加減なものです。 明日のことはわからない、もうこれ以上棋力が伸びないなんて誰も断定は出来ない。 そう思いつつ一歩二歩の前進を夢見ているわけです。 |
10・読む楽しさ (2012・5・26) その昔「何をそんなに考えていたんだ」と感想戦で言われたことがあった、下の局面である。 私が後手番、いつもならノータイム、だがその時はこの局面で5分ほど考えた。 何故そんなに考えたのか、理由は二つあった。 ひとつは持ち時間30分ずつの将棋だったこと、もう一つは相手がよく指す友達だったこと。 普通の将棋は持ち時間の設定がないことが多い、そんな中でこの局面での5分は失礼にあたるので有り得ない。 そしてもうひとつは相手が友達だったこと、その気安さも自由に時間が使えた。 考えた内容は矢倉にするか、それとも中飛車に振るかの比較で、ある程度先まで考えたとはいえそんなに大したことではない。 ただし、こういう変哲もないところである程度時間を使って考えることが出来るというのは、上達を考えた上ではとても大切だと思う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しかし最近は終盤で「詰みがありそう、時間は残っている」状態でも簡単に読みを打ち切って、「こんなもので良いだろう」で指すことが多くなっており、反省しなくてはいけない。 「読む楽しさ」「読んでる時の楽しさ」を再確認して、もっと読まなくてはいけない今日この頃である。 |
9・心のアップで総合力アップ (2012・5・26) 将棋の棋力を上げるには、定跡、次の一手、詰将棋が有効ですが、心をそこから高めるのは難しいです。 例外的に手数の長い詰将棋を何日もかけて解くことで、強固な心を作るという方法もありはしますが。 心を高めるにはどうしたら良いのか、? 良い方法があります。 それは成績表を書くことです、そうすれば○と×がならぶわけで、○はニンマリ、×は苦痛、ニンマリするために嫌でも心はアップします。 私の経験ですと成績表を作るだけで勝率は7割くらいまで跳ね上がり、効果は満点です。 ただし、レーティング戦の場合は点数が上がると、相手も強くなり勝率はそこまではのびなくなり、最終的には50%になりますので、そこはお忘れなく。 今季名人戦第3局、羽生さんは大劣勢の局面にもかかわらず必死に読みを入れていました。 そういう心の強さが勝負には大切なんですね。 100mを全力で走って争うのか、80%の力で走るのか、50%なのか、相手次第では30%の力でも勝てるわけで、 結局は勝ち負けではなく自分がどれだけの力を出したのかが重要になってきます。 心技体充実してる時のレーティング戦で五分五分の戦いをするのか、さらっと流した将棋でも5割勝てる場所で戦うのか、それが大切だったりします。 |
8・メンタルゲーム (2012・5・26) 「将棋倶楽部24」で対局しているとレーティング点数が上下します。 私も300点くらい上下したことがありますが、これくらいは一般的なように思います。 将棋の棋力というものはそんなには変動はありません、それなのにこれほど上下するということはどういうことなのか? それは紛れもなく心と体、とくに心に原因があります。 自分の棋力を100%出す、これは大変なことです、、ただこれはとても重要なことでして、心は勝敗に大きく作用します。 同じ棋力での10番勝負、両者本気で戦えば5勝5敗でも、片方がいい加減に差せば0勝10敗でも全くおかしくはありません。 心・体で300点ほどは簡単に変わってしまうゲーム、それが将棋です。 |
7・実力とは (2012・5・26) 「将棋倶楽部24」では実力をレーティング点で表しています、したがってその点数がその人の実力ということになるわけですが、実力とは何でしょう。 それは平凡に「心・技・体」を将棋に変換したものと考えて良いかと思います。 いくら心と体が優れていても、将棋という技術が伴わなければ、実力といってもたかが知れているということになります。 逆にいくら将棋の技術は持っていても、心や体で劣っていれば、総合してそれだけの実力しか持っていないということになります。 |
6・棋譜管理 (2012・5・26) 棋譜の管理も上達を考える際には外せないものだと思う。 ところがこれがどの管理ソフトを使えば良いのか、頭を悩ませるところである。 といっても使えるのは「棋泉」「棋譜の管理」のふたつだけだが。 「棋譜の管理」には自動で戦形を判別してくれる機能があって便利ではある。 ただし見た目がイマイチなのが・・・・・・・ それと戦形ももっと細かく知りたいのですよね(先手番、後手番それぞれの戦形はでるのですけどね) 他の人のを見ると、データの名前に戦形を入れて、それで管理している人がいるけど、やはりそれが見た目ですぐわかり良いかな、と思ってる次第です。 ただデータを残すというのも一長一短があって、残すとなるとそんなにいい加減には指せません、となるとそれはそれで疲れるんですよね。 ということで、事前に残すつもりで指すのか、残さないで気軽に冒険するのかを決めておくのが良い気がします。 |
5・過去のデータに聞け (2012・5・26) いかにして勝つか?それを考え、より良い戦法を探すというのも勉強法のひとつであり、通常の勉強法ではないが私には合っています。 戦法には勝ちやすい戦法、勝ちにくい戦法があります。 例えばお互い最善手を指していけば互角になったとしても、その過程での危険度には差があるわけで、その辺りも考えて戦法を選ぶの大切だったりします。 j戦法書を読むと、先手良しや後手良しが書かれているわけですが、それだけを信用するとえらい目にあったりします。 では何から戦法を選ぶのが良いか? お勧めは過去の勝率から選ぶ方法です。 例えば初手は何が良いのか? 5万弱入っているデータで見ると・・・・・・ 初手▲7六歩は3万9000で一番多く勝率53%、次は▲2六歩で9500、勝率は51、4% 初手▲7六歩に対して△3四歩、△8四歩ともに47% ▲7六歩、△3四歩、▲2六歩に対しての△4四歩に至っては勝率44%しかありません。 この展開は居飛車対振り飛車が予想されまして、もう少し進んだ局面を見てみます。 ここで先手の手番で205局見つかりました。 一番多いのが▲9六歩で69局、ただしこれが何と勝率が一番低く37、5%です。 次が▲3六歩で53局、ところがこれも低い方から2番目で42、3%です。 そして▲6八銀が36局でこれも何と低い方から3番目の55、6%、プロ棋士はいったい何を考えて指しているのでしょう。 ▲5七銀右は60%、固めるだけあった大台にのりました。 ▲7七角が9局、より深く囲う手だけあって62、5% ▲5五歩が7局、57、1% 例外的に1局▲5七金があり花村九段が升田元名人に対し指していました。 こうしてみると持久戦がいかに勝ちやすいかがわかるかと思います。 現在は石田流三間飛車、ゴキゲン中飛車が主流でデータもそれなりに違ってきていると思いますが、 勝率をいろいろ調べて行きそこから戦法を決めてゆく、これが現代流です。 |
4・戦法の着眼点 (2012・5・26) 一週間ほど前からお殺し&角頭歩を試していますが、持久戦にされることが多いです。 持久戦にされると振り飛車にしなくてはいけないケースが多く、居飛車党の私には辛いところです。 そもそも序盤で角の頭を突いたりするわけですから、相手が用心するわけで、それが当たり前です。 理想な戦法は何か? 一方的に攻めて、そのまま攻め倒す、こういうのはダメです、最初こそ上手くいっても、対抗策を考えられてしまいますからね。 私の思う理想な戦法とは!! それは相手が気付かないうちに有利になっている戦法です。 既にこちらが有利なのに相手はそれに気付かない、気付かなければ対策も何もありません。 でもそんなに都合の良い戦法が実際にあるのか? これはその人が戦っているレベルにもよりますが、町道場三〜四段クラスまでなら、あると言いたいです。 ではそれはどんな戦法か? それは持久戦です。 急戦の将棋は1手の細かいところまで神経を使いどちらが良いかを勉強してますが、持久戦はどうでしょうか? 持久戦ではそんなには気を使わないものです。 そこが狙い目、持久戦でこっそりしっかり自分の方が良くなる形を勉強しておく、、息長く使えるのも魅力でお勧めです。 |
3・得意戦法を持て (2012・5・26) これはよく言われることである。 お腹が空きお店に行くとメニューに沢山のものが書かれている。 確かに品数は多いが味わといえば、専門店に比べれば落ちるものばかり。 どんな戦法も指しこなせるが、どれも水準以下ではあまり良いことはない、それよりも的を絞って勉強するのが効率もよく得策である。 ではどんな戦法が良いのか?これは人それぞれの考え方もあって一概には言えない。 そんな中で、このような考え方もあるのではということで、私の辿って来た道を書いてみたい。 将棋を本格的に始めたのは、相矢倉と居飛車振り飛車対抗形が全盛だった時代、私は自然に居飛車党になり、現在もそのまま。 当時はネット将棋などなく、実力差は将棋大会に申請するクラスで色分けされ、A・B・Cクラスの一番下C級、それも一番下からのスタートでした。 なんせ初めての将棋大会はC級で5戦全敗、150人はいたであろう中で、最下位でしたから。 そこから次の大会までわずか二ヶ月、最初の大会で将棋の面白さに目覚め、土日に支部で実戦させてもらい、結果は3勝2敗、 その後一年くらいは勝ち越しがやっと、中には負け越しもありましたが、一挙に2ステップくらい実力がアップした気がします。 さて肝心なところですが、その時に使っていたのが、矢倉、角換わり棒銀、対4間飛車に5七銀左戦法でした。 矢倉に関しては囲いをして、棒銀か雀刺しで1筋から攻撃、他の二つもそれなりに勉強していました。 そして2年ほどでC級は卒業してB級で指すようになったわけですが、この頃になると、定跡を知っているというだけでは中々有利になりません。 それは相手もそこそこ知っているわけで、その上を行かなくてはなりません。 すなわち裏定跡のようなもので、通常と異なる手をしっかり用意しておき、そこに誘い込むわけです。 例えば5七銀左戦法。 通常はここから▲3五歩とし、△4三銀に▲3七銀下〜▲3六銀もしくは▲3七銀上〜▲3六銀とするのだが、ここで秘手▲3五歩!!と指す。 これで次に▲3五銀とぶつけようとするわけで、みたことのない手に驚く相手の反応を面白がったりもします。 この考えはプロの間では常識で、どこで手を替えるのか、どこにその手を用意しておくのかが事前の作戦となるわけです。 こういうことを考えながら作戦を色々練っていたのですが、そのような局面になることがそんなにあるわけではありません。 そこで、少しくらいの形の違いは考えないで指そう、相手がどう来ようとこちらの形はなるべく同じにしたいと考えるようになりました。 それが相居飛車は無理やりでも矢倉に持っていく、居飛車振り飛車の対抗形は穴熊等なるべく囲いの固いものにする、という方向に変わっていったのです。 それによってこれも2年くらいでB級を抜けたわけですが、A級には上ったもののここからは全く変化なしの鳴かず飛ばず状態です。 そんな中並行して狙っていたのがB級戦法で、相手は知らずこちらだけある程度の知識があるという、図々しい戦法を見つけては試しています。 これはA級になると私よりも相手の方が定跡を知ってますからね、それをまともに勉強していったのでは勝てるはずがありません。 何か良いのはないかとB急戦法を今日も密かに探していたりします。 |
2・視点を変えて突き進め (2012・5・26) これは「三つ子の魂百までも」の続きである。 長続きしない、これは性格なので治らない気がする、確かにその通りである。 しかしながら、ではと諦めてしまったらそれで終わりで、何も上達を考えずに将棋を指し続けるのは苦痛だと思う。 傍目から見て、これでは上達は望めないと思っても、本人が上達すると思っている内は楽しいかと推測する。 何故勉強法にトライしても挫折するのかと考えた時、自分に合わない勉強法なのだろうなと推測する。 ならば自分にあった勉強法をすれば良いのである、これだったら長続きするはずである。 定跡でも詰将棋でも何でも良い、自分にあったものを選ぶのがコツだと思う。 自分にあった勉強方法で長続きさせよう ちなみに私の場合だが、長所はどの勉強法も取り入れてくことが出来ること、短所はどの練習法も長続きしないことで、まずいことにこれといった科目がないこと。 その中でしいて上げれば実戦なのですが、これで上達を望むのは難しい。 ただ、一般に知られているものより異なるものでの上達法にいくつかトライしていて、こちらは自分でやるくらいだからそこそこ頑張れそうな気がする。 その内容については改めて書くが、そこをうまく利用出来るかが、ひとつのカギになるように思う。 |
1・三つ子の魂百までも (2012・5・26) 将棋を指すからには強くなりたい、それは誰しもが思うことである。 自然に勉強し自然に指して日々上達する、これは楽しいに尽きるが、いつかは壁に当たる。 そこからは、このままではタメだと思い試行錯誤するが、中々思い通りには行かず悩み続けることになる。 これは何のことはない私のことなのだが、ひとつの結論に達したので、ここに書くとする。 「三つ子の魂百までも」これが結論である。 定跡を勉強し、プロの棋譜を並べ、詰将棋を解く、手筋を覚え、実戦を指す・・・・・・ 上達法はわかってる、これらのことをやっていけば確実に上達する、これらのことをやっても上達しないほど、私は強くないのである。 ではそれがわかっていながら何故上達しないのか? それは、取り組んでは見ても長続きしない、それだけの理由である。 では長続きさせれば良いではないかと思われようが、それが出来れば苦労はしない。 将棋に限らずどんなものでもそうだが上達する条件は二つのことが大きい。 ひとつは正しい練習法、もうひとつはそれを続ける持続性、この二つを持っていはかなりのところまで行く。 では私の場合はどうか? 確かに将棋は長続きしている、三日坊主で投げ出すものが多い中続いているのだから持続性はある、だからそこそこ趣味にと言えるところまで行った。 しかし、上達の為の練習といえば、先に書いたように長続きしないのである。 三歳の時の性格は百歳になっても変わらない、いや実際には変わるものと変わらないものがある。 ならば何度もトライしたが挫折したものはどうなのか?それは変わらない性格といって良いかと思う。 |