SIDE−1 |
1・一本の煙草(3:02) |
作詞 阿久 悠/作曲 荒木和作/編曲 松任谷正隆 |
2・アドベンチャー(2:39) |
作詞 阿久 悠/作曲 日高富明/編曲 松任谷正隆 |
3・個人的メッセージ(2:55) |
作詞 阿久 悠/作曲 佐藤 健/編曲 松任谷正隆 |
4・愚かな遊び(3:10) |
作詞 阿久 悠/作曲 荒木和作/編曲 松任谷正隆 |
5・悲歌『えれじい』(3:24) |
作詞 阿久 悠/作曲 大野真澄/編曲 松任谷正隆 |
SIDE-2 |
1・深夜映画(2:58) |
作詞 阿久 悠/作曲 荒木和作/編曲 松任谷正隆 |
2・型破りな結婚式(3:17) |
作詞 阿久 悠/作曲 日高富明/編曲 松任谷正隆 |
3・ツインベット(1:20) |
作詞 阿久 悠/作曲 大野真澄/編曲 松任谷正隆 |
4・大都会の羊飼い(2:14) |
作詞 阿久 悠/作曲 堀内 護/編曲 松任谷正隆 |
5.吟遊詩人(7:02) |
作詞 阿久 悠/作曲 堀内 護 日高富明/編曲 松任谷正隆 |
ドラムス | 原田裕臣 上原ゆかり |
ベース | 細野晴臣 寺尾次郎 |
キーボード | 松任谷正隆 |
アコースティックギター | 吉川忠英 堀内 護 |
エレキギター | 伊藤銀次 大村憲二 日高富明 |
パーカッション | 斎藤伸雄 |
テナーサックス | 村岡 健 |
ハーモニカ | 成田 賢 |
バックグラウンドボーカル | ガロ シュガーベイブ 吉田美奈子 |
ストリングス | 玉野ストリングス |
オリジナル・リリース 1975年6月25日 |
前作”サーカス”同様コンセプトアルバムとなった”吟遊詩人”ではありますが そのテーマはかなりの違いをみせています。 都会の現実的な暮しの中で織り成す人間模様をテーマに 作詞に阿久 悠さん、アレンジャーには松任谷正隆さんを迎えシティー感覚の アルバムが出来あがりました。 従来のイメージとはかなり異なるアルバムとなりましたが結果的にはガロの 新しい一面を上手に表現出来たのではないでしょうか。 大作「吟遊詩人」は新しいタイプのガロとして従来からのファンにも十分 喜んでもらえる作品だと思います。 なお10曲中6曲がメンバーの作曲だということは以外と知られてない かもしれません。 |
一本の煙草 アルバム”吟遊詩人”に先立って発売されたシングル曲です。 作曲には荒木和作さんを起用しイメージ的にも今までにないものにチャレンジ しました。 何となくけだるいサウンドの中で語られる古い男たちの友情が懐かしき時代へと 時を戻してくれます。 イントロのピアノ、間奏の生ギターが印象的 アドベンチャー トミー作曲 トミーらしいナンバーです。 間奏のサックスが印象的なニュータイプのサウンドですね。 こういうアレンジは個人的に好みなんです。 個人的メッセージ マークがボーカルを務めるコーラス曲 生ギターによるアルペジオの調べにのって厚いコーラスが楽しめます。 ちなみに作曲は佐藤 準さん、コーラスアレンジは山下達郎さんが担当。 愚かな遊び これはトミーがリードボーカル どちらかというとサウンドの良さが目立ちます。 こうしてみるとやはり松任谷さんのアレンジは目を見張るものがありますね。 どうしても詞と曲が負けてしまうような気がするのですが。 悲歌(えれじい) ボーカルの良い部分が出てるのではないでしょうか。 ボーカルが歌ってる曲の中では1,2を争うほど好きな曲です。 詞、曲、アレンジ、三拍子そろって、心にもストレートに入って来やすい曲ですね。 こういう曲を沢山歌ってほしかった。 ボーカルのオリジナル曲です。 深夜映画 これもボーカルが歌ってます。 しかし歌い方はかなり違ますね。 少し怒鳴ったような歌い方が特長的なナンバーです。 任侠という言葉など今では既に死語になってるのも詞の中には出てきますが。 型破りな結婚式 トミー作曲によるしっとりとしたナンバー アレンジもボーカル重視ということで控えめになっています。 そしてトミー自体もひとり切々と歌ってるのが印象的。 ツインベット こちらもボーカル作曲によるしっとりとしたナンバー バックの生ギターも微かに聞える程度。 ボーカルのため息が耳に残ってます。 大都会の羊飼い マーク作曲によるアップテンポの曲 松任谷さんらしいピアノアレンジが良いですね。 そして阿久 悠さんの詞も意味ありげで好みです。 吟遊詩人 トミーとマークによる合作 このアルバムのタイトル曲であり大作です。 構成は組曲風になっておりメロディーにもCSN&Yさが見られます。 印象的なエレキギターのイントロから始まり生ギターピアノ等による三人の ハーモニーそしてエレキをバックにトミーのソロパート、生ギターによる マークのソロ、最後は得意なコーラス ガロ後期に作った名曲ではないでしょうか。 |