SIDE−1 |
1・涙はいらない(3:54) |
作詞・作曲 堀内護/編曲 宮本光雄 |
2・愛の言葉(2:43) |
作詞・作曲 堀内護/編曲 宮本光雄 |
3・オールド・ファッションド・ラブソディー(2:34) |
作詞・作曲 日高富明/編曲 宮本光雄 |
4・心の鍵(3:47) |
作詞・作曲 日高富明/編曲 ガロ |
5・時の魔法(3:27) |
作詞・作曲 堀内護/編曲 宮本光雄 |
6・一人にしないよ(2:03) |
作詞・作曲 日高富明/編曲 ガロ |
SIDE−2 |
1・木馬(3:27) |
作詞・作曲 堀内護/編曲 ガロ |
2・遠い春(3:10) |
作詞・作曲 堀内護/編曲 ガロ |
3・デスカバー・ピクニック(3:17) |
作詞・作曲 大野真澄/編曲 宮本光雄 |
4・僕のすべて(4:34) |
作詞・作曲 日高富明/編曲 ガロ |
5・幸福(3:07) |
作詞・作曲 大野真澄/編曲 宮本光雄 |
6・明日になれば(3:25) |
作詞・作曲 日高富明/編曲 宮本光雄 |
ピアノ 柳田ヒロ /羽田健太郎 ベース 岡沢章 /高中正義 /寺川正興 /小原礼 ドラムス 高橋幸宏/チト河内 生ギター、エレキギター 堀内護 /日高富明 /大野真澄 パーカション 川原直美 /川原正美 ストリングス :新室内樂協会 スタジオ モオリスタジオ /コロンビアスタジオ /TSCスタジオ 録音 1972年7月〜10月 ミキサー 岩崎敏郎 /黒田典夫 /吉沢典夫 ミックスダウン・ミキサー 三尾喜夫 /吉沢典夫 /岩崎敏郎 フォトグラフ 篠山紀信 ジャケット・デザイン :増田光子 プロデューサー 村井邦彦 瀬尾一三 プロデュース マッシュルームレコード株式会社
オリジナル・リリース 1972年12月
ガロファーストと同じ、全曲オリジナルで構成されています。 マークの作品としては、私の一番好きな曲「涙はいらない」を始め、 アップテンポの「時の魔法」「木馬」幻想的な「遠い春」小作品ながら しっとりと聴かせる「愛の言葉」などが収められています。 トミーは「一人にしないよ」「心の鍵」「僕のすべて」が繊細な曲 また「オールド・ファッションド・ラブソディー」「明日になれば」はポップな曲と それぞれに持ち味を出しているのではないでしょうか。 そしてボーカルも初めてのオリジナル作品「デスカバー・ピクニック」「幸福」の 二曲を発表しています。 全体的にファーストよりも音のバランスがしっかりしていますね。 ただしそれが安定感につながりファーストよりも緊張感という面では 少し劣っている気はします。 また「オールド・ファッションド・ラブソディー」「デスカバー・ピクニック」のような 新しい世界も登場していますが皆さんはどのように感じているのでしょう、 聞いてみたいところでもあります。 篠山紀信さん撮影によるジャケットはモノクロでありトミーが持つ ギブソンJ200が印象的。 個人的には最初に買ったLPということもあり思い入れの多いアルバムです。 今回解説を付けるために聴き直しましたが、改めてその素晴らしさに 感動を覚えました。 |
涙はいらない ほんとにゴージャスな作品です。 どれをとっても超一流なのに、それでいてさもそれが自然だと感じさせる。 心地よいメロディーとストリングス、そしてほんの少しの哀愁・・・・・・ やはりこの曲に関してはどうしても別コーナーを作ってもっと詳しく 触れてみたい。 この曲を知ってもらいたくてこのホームページを作ったのだから・・・・・・ (いくらなんでも少しオーバーか) ということで別コーナーをお楽しみに 愛の言葉 この曲をここにもってくるのか、流石だなあ。 ともすれば見過ごされそうなほどの小作品というイメージですが そのメロディーは実に美しくマークの曲として大絶賛されても何の 不思議もないそんな曲だと思っています。 メロウなバラードでありアコースティックなアルペジオの調べでもあるんですよ。 私がこのアルバムを聴いた最初の頃は、まだガロの世界がわからなくて、 その作品の良さにも中々触れることは出来ませんでした。 しかしこの曲」だけは好きで何度も何度も聴いた記憶があります。 私にとっては思い出深い作品なんですよ。 オールド・ファッションド・ラブソディー トミーらしいアップテンポの楽しい作品に仕上がっています。 初めてなんですよね、こんな感じの曲、「GARO1」「GARO2」には 入っていませんでした。 今考えるとトミーにとっては大切なナンバーだったんでしょうね。 当時アコースティックギター中心に構成されるナンバーの中にあって エレキギターが似合う曲はまだあまりありませんでしたから。 テカテカやかんのトミーを見たかったですね。 心の鍵 この曲がこんなに良い作品だったとは・・・・・・・・・・ いったいどこを聴いてたんだろう。 トミーの中で繊細なナンバーということわりをつけるとするならば この曲の右にでるものは無いような気がします。 ほんとにトミーの魅力が十分に出ている作品ですよね。 う〜ん、素晴らしい じっくり何回も聴いてこの曲の素晴らしさを是非味わってもらいたいものです。 時の魔法 「GARO3」の中核をなすこの作品はアルバムだけでなくガロとして代表的な ナンバーとなりました。 マークらしいアップテンポの軽快な曲に仕上がっていますね。 これがガロの世界、これがマークの世界ではないでしょうか。 アコースティックギター二本で展開されるこの作品は思わず 身体を動かさずにはいられないけれど その響きはあくまで繊細、そしてその世界はあくまで幻想的。 「LIVE」で演奏されるエネルギッシュなサウンドも又別な魅力があったりします。 一人にしないよ 弾き語りがよく似合うナンバーです。 そのイントロはあくまでガロらしいですね。 美しく、かわいらしく、愛らしい、そんな作品です。 なんとなくギターをとりだしてそっと一曲、そんな気がします。 トミーがソロで弾いていた事を思い出しました。 もうトミーはいないんですよね。 木馬 「時の魔法」と同じご機嫌なナンバーで、これもガロを代表する作品に なりました。 私自身お気に入りのこの曲はやはりマークが作った名曲の一つに入れても 良いのではないでしょうか。 スティルスばりのこの作品は「聴いて楽しい」「弾いて楽しい」「歌って楽しい」と 三拍子そろっています。 遠い遠い昔友達とバンドを組んで歌っていました、そしてまた誰かと 歌ってみたいですね。 皆さんにも是非歌ってもらいたい、そんな曲です。 遠い春 名曲です。 「たんぽぽ」と並んでアコースティックギターが似合う曲ではないでしょうか。 そのメロディーはあくまで幻想的、そしてそのハーモニーもまたしかり。 初期のガロはこの曲に集約されているといっても過言ではないくらい その世界をよく表しています。 「たんぽぽ」「花の伝説」「遠い春」、確かにそこにはガロの世界があります。 この曲はアルフィーもコンサートで歌ってました。 坂崎さんのギターはレコードをコピーした弾き方だったと思います。 ガロ自身は普通のストローク奏法でしたがそのかっこいいこと、あこがれて よくまねしたものでした。 一人で演奏しても十分にその魅力を感じることか出来る作品だと思います。 デスカバー・ピクニック ボーカルの作品 ご機嫌なナンバーです。 後期ボーカルの世界が確立されていきますがそれとはまた違った明るい 雰囲気が良いですね。 これも初期ではガロには欠かせないナンバーとなりました。 「オールド・ファッションド・ラブソディー」「デスカバー・ピクニック」 この二曲があることによって「GARO3」が「GAGO1」とは一味違うんだと いってるような気がします。 僕のすべて やはりトミーの繊細な作品です。 「心の鍵」と同じ流れを組むこの作品はやはり幻想的ですよね。 イントロ、アコースティックギターのダウンストローク、 どういうわけかパンポットでレフトからセンターへと流しています。 バックで聞こえるエレキギターの音はいかにもトミーらしく感じられます。 幸福 ピアノに合わせて歌うボーカルにはその独特の世界があります。 もしあなたがガロファンだったらこれもガロだと認めてほしいですね。 大人のバラードはなぜか心の忘れ物を教えてくれるような気がします。 明日になれば ラストをしめくくるナンバーはトミーのご機嫌な曲です。 右にエレキギター、左はアコースティックギター 得にエレキギターはベースと合い間って良いフレーズを聴かせて くれています。 この曲を最後にガロは初期の世界にピリオドを打ちました。 |