GARO
 GARO/ガロ


SIDE−1

1・一人で行くさ(2:54)
作詞.・作曲 日高富明/編曲 ガロ

2・たんぽぽ(3:03)
作詞 大野真澄/作曲 堀内 護/編曲  ガロ

3・二人の世界(2:46)
作詞 大野真澄/作曲 堀内 護/編曲 東海林 修

4・何もかも遠くに(2:29)
作詞・.作曲 堀内 護/編曲 ガロ

5・花の伝説(3:21)
作詞 山上路夫/作曲 堀内 護/編曲 ガロ


SIDE−2

1・暗い部屋(6:11
作詞・.作曲 堀内 護/編曲 ガロ

2・水色の世界(3:42)
作詞・.作曲 堀内 護/編曲 東海林 修

3・小さな恋(3:33)
作詞.・作曲 日高富明/編曲 ガロ

4・地球はメリーゴーランド(3:39)
作詞 山上路夫/作曲 日高富明/編曲 東海林 修

5・人は生まれて(3:37)
作詞・.作曲 堀内 護/編曲 ガロ




SIDE−1

1・一人で行くさ ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
生ギター 日高富明/.堀内 護
リードボーカル 日高富明
コーラス ガロ

2・たんぽぽ ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
生ギター 日高富明/.堀内 護
リードボーカル 堀内 護
コーラス ガロ

3・二人の世界 ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
生ギター日高富明
ストリングス 新室内樂協会
リードボーカル 堀内 護
コーラス ガロ

4・何もかも遠くに ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
生ギター 堀内 護
12弦ギター 堀内 護
コーラス ガロ

5・花の伝説 生ギター 堀内 護
コーラス ガロ



SIDE−2

1・暗い部屋 ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
生ギター 日高富明/.堀内 護
リードボーカル 堀内 護
コーラス ガロ

2・水色の世界 ドラム原田裕
ベース 式部秀明
ピアノ 飯吉 馨
生ギター 神部重徳
ハーフ 山上恵子
オーボエ 坂 宏之
ストリングス 新室内樂協会
リードボーカル 堀内 護
コーラス ガロ

3・小さな恋 生ギター 日高富明/.堀内 護
アコーデオン 高山礼至
リードボーカル 日高富明
コーラス ガロ

4・地球はメリーゴーランド  ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
ピアノ 飯吉 馨
生ギター 神部重徳
オーボエ 坂 宏之
ストリングス 新室内樂協会
リードボーカル 日高富明
コーラス ガロ

5・人は生まれて ドラム 原田裕臣
ベース 山内てつお
生ギター 日高富明
ピアノ 堀内護
ハモンドオルガン 飯吉 
リードボーカル 堀内 護
コーラス ガロ/シンガースリー




                       
スタジオ モウリスタジオ
録音 1971年6,7,8、月
ミキサー 吉野金次
ジャケット・デザイン  庄司竹志
プロデューサー ミッキーカーチス

                                  



 オリジナル・リリース1971年11月25日





GARO/ガロ

日本のCSN&Y GAROが新鮮な魅力を放つ記念すべきデビューアルバム


これがレコードの売り文句です。 

確かにCSN&Yを意識した曲も含まれていますが、そこには今まで聴いた事のない

ガロ独特な音楽の世界が
広がっていると思います。

幻想的であり透明感もある、ほんとに不思議な世界です

美しいメロディーとハーモニーそしてアコースティックなサウンド どれをとっても

素晴らしいの一言です。

アコースティックギターはマークとトミーが弾いています。

その当時レコードはスタジオミュージシャンを起用する事が多く、

その事からも二人の実力を見てとることが出来るのではないでしょうか。

ガロといえばこのファーストアルバムを一番に押す人も多いと思います。

それは私にとって嬉しいような悲しいようなそんな気分でもあります。

今現在の音楽状況はビジアル系大流行でありますが、

ルックスにおいてもガロは超一流でした。

マークあるいはトミーのルックスに惹かれガロファンになった人達も

かなりいたと思えます。

また色々なファンがいて良いのだとも思います。

余談ですがレコードジャケットも最高です、どんなに眺めていても

飽きることがありません。

何はともあれこのアルバムでガロはデビューしました。





一人で行くさ

シングル「たんぽぽ」のB面収録曲

トミーのナンバーで複雑なコーラスラインを持つ、ガロの代表的なナンバーの

ひとつです。

イントロもガロらしくシンプルなようでいて実は凝っていたりします。

始めからハーモニーが聴かれるのは、トミーがリードボーカルを担当している曲

としてはかなり珍しいのではないでしょうか。

コンサートではエレクトリックに演奏される事が多くパワフルさと繊細なコーラス

とが微妙に絡み合います。

生ギター良し、エレキギター良しの素敵な曲だと思います。

ちなみにその演奏はガロ「ライブ」のB面一曲目で聴く事が出来ますのでそちらも

お薦めですね。




たんぽぽ

ガロのファーストシングル

どのバンドもデビューシングルは良い曲が多いと思います。

(例えばグレープ雪の朝 オフコース僕の贈り物

このたんぽぽもまた例外ではありません。それどころかこの曲が一番好きという

ファンも大変多い事でしょう。

このような曲を作れるのはマーク以外にそう多くいるとは思えません。

Dmのシンプルなイントロ そして深い息使いの中から聞こえるマークの声

この声がガロであり、このメロディーがガロであり、このハーモニーがガロであると

思うのですが皆さんはどうでしょうか。

もちろんトミーにはトミーの、ボーカルにはボーカルのガロらしさがあることはまた

誰しもが認めるところであります。

少し書き過ぎた感がありますが、初期の名曲である事は間違いありません。

詞はボーカルが担当しています。この詞は文句なく良い詞だと思います。

ただし最初の部分 小鳥は空を舞いはマークの猛烈の抗議で小鳥は空を飛びに

変更されています。

私も小鳥は空を舞うものではなく空を飛ぶものだと思うのですが・・・・・・・・・・・・・・

アコースティックギターで歌われるこのナンバーは、リードギター、サイドギターと

はっきりと分れておりこれはガロとしてはかなり珍しい事だと思えます。

ライブ演奏ではそのつどリードギターのメロディーが少しづつ変わっています。

最後はイントロと間奏が付け加えられた形で演奏されるようになりました。

中間部分のハーモニーは素晴らしくここだけを見れば全アルバム曲の中でも

右にでる曲はないと思います。

ライブ演奏の模様はガロのアルバムからは聴く事が出来ませんが他のCDで

少なくとも2種類は聴く事が出来ます。

(その中の1曲はバックに駅のアナウンスが聞こえました)

映像ではTVドラマ「あこがれ共同隊」(たぶん三話目)で演奏されたのを見た

記憶があります。(演奏場所はペニーレイン)

早くビデオ化が望まれるところです。




二人の世界

この唄も詞はボーカル 曲はマークというコンビの作品で作られてます。

レコード以外では聴いた事がありませんが詞曲ともガロらしい作品に

仕上がっているのではないでしょうか。

特に詞の部分は意味不明ながらもその世界は確かにガロであり私の大好きな

部分でもあります。



なにもかも遠くに

詞曲ともマークの作品

曲自体はソロのイメージがありますがハーモニーも十分聴きごたえがあります。

ボーカルの歌い方もこの曲に関してはこのアルバムイメージに溶け込んでいる

のではないでしょうか。

イントロ無しでいきなり始まるこの曲は、スティーブン.スティルスばりの

アップテンポな作品に仕上がっています。

間奏の12弦ギターも花を添えていると思います。




花の伝説

曲はマークだが詞は山上路夫

たんぽぽと雰囲気が似てますね。 

ほとんどギター1本で演奏されるこの作品は2番までマークがソロで歌って

います。

私自身は全て三人のハーモニーで構成するのも面白かったのではないかと

思っていますが。

シンプルな中にもメロディアスなフレーズがガロの世界を

かもしだしていますね。

歌パートは右、ギターパートは左と不自然に定位されているのは

少し損な気がしますがそれはそれでまた興味深いものもあります。

もう少し展開が広がれば遠い春(サードアルバムに収録)のような作品になった

のではないでしょうか。

もちろんこの曲にはこの曲の魅力があることは言うまでもありません。




暗い部屋

詞曲ともマークの作品

この曲はB面のトップを飾りファーストアルバムを語る上ではなくては

ならない存在になっています。

CSN&Yの青い目のジュディーを意識した作品でイントロからエンディングまで

耳が離せません。

6分以上のドラマは組曲になっており,また変則チューニングで

演奏されてもいます。

この曲でガロファンになったというギタリストも沢山いたことでしょう。

生ギターを弾く人には是非聴いて欲しい曲ですね。

ライブ演奏の模様は4枚目(GAROLIVE)のアルバムで聴く事が出来ます。

この演奏は私自身も自信をもってお薦め出来ますのでよかったら聴いて

欲しいと思います。




水色の世界

詞曲ともマークの作品

シンプルなイントロから始まるこの作品は私の好きなナンバーの

ひとつでもあります。

そして私のホームページのタイトルとして選んだ作品でもあります。

F#m9というその頃には聞いた事のないようなコード、所々が2/4になる

変則的なフレーズ

そんな所からもガロがプロ受けするバンドとの評価を受けていた事を

伺い知る事が出来ます。

夏のゆらめきを感じる、そして何故か幼い日の、あるいはまだ若かった頃の、

遠い思い出を蘇らせてくれる曲でもあります。

アレンジは東海林 修、ハープの音色がなんとも美しいです。




小さな恋

詞曲ともトミーの作品

どちらかといえば小さくまとめた曲という感じがします

3/4拍子  

ガロといえば最後にララララーというハミングが特徴的ですが

この曲のハミングは昔聴いた事のあるメロディーです。

このように子供の無邪気さを歌った曲もガロの特長の一つだと思います。




地球はメリーゴーランド

トミー作曲によるセカンドシングル

この曲はパイロット万年筆のCMにも使われていたので耳にした事のある人も

多いと思います。

ライブで取り上げることも多くトミーの代表的なナンバーといって

間違いないでしょう

カバーするアーティストも何人かいてそれらからも人気の高さをうかがい知る

事が出来ます。

私が初めてガロの音楽を聴いたのはいきなり彼らの生演奏からでしたが

その時に演奏されたナンバーのひとつがこの曲でした。

トミーの繊細な部分がよく出ている曲だと思います。




人は生まれて

詞曲ともマークの作品

アルバムの最後を飾るにふさわしいバラード系の曲です。

ラストの曲にはどのアーティストも気を使います、そんな中バラードで

収めようとする人もかなり多いのではないでしょうか。

このアルバムも例外にもれず最後はバラードで締めくくられています。

ただしそこはガロ普通のアルバムとは 一味も二味も違いますね。 

バラード風でありながら6/8拍子というリズムを使用、

その発想の素晴らしさにはただただ驚かされるばかりです。

地味なナンバーと思われがちですが、マークがメロディーメーカーとしての

実力を十分に発揮した作品に仕上がっています。

コーラスグループとしては思ったよりハモる部分が少ないこのアルバムですが、

この曲に関しては女性シンガーも参加して、厚いコーラスを

聴かせてくれています。

ピアノを弾いているのがマーク自身というのも興味深いところですね。

私にとってはマークの作曲能力を一番感じた作品です。



  水色の世界    GARO伝説    豊田の時間   駒に夢見て

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