SIDE−1 |
1・美しすぎて(4:33) |
作詞 山上路夫/作曲 村井邦彦 |
2・水車は唄うけど(3・37) |
作詞 山上路夫/作曲 すぎやまこういち |
3・学生街の喫茶店(3:09) |
作詞 山上路夫/作曲 すぎやまこういち |
4・蝶が飛ぶ日(3:28) |
作詞 山上路夫/作曲 村井邦彦 |
5・四つ葉のクローバー(3:43) |
作詞 山上路夫/作曲 かまやつひろし |
SIDE−2 |
|
1・ベイビー・アイム・ウォント・ユー(3:10) |
作詞・作曲 デビット・ゲイツ |
2・レット・イット・ビー(3:50) |
作詞・作曲 レノン&マッカートニー |
3・マイ・レディ(2:19) |
作詞・作曲 イアン・マシューズ |
4・ビコーズ(3:13) |
作詞・作曲 レノン&マッカートニー |
5・グットモーニングスターシァイン(2:19) |
作詞・作曲 ガルダ・マグダーモット |
SIDE−1 | |
1・美しすぎて | ドラムス 原田祐臣 |
ベース 宇野もんど | |
パーカッション ペドロ | |
ピアノ 大野克夫 | |
ムーグ 大野克夫 | |
フルート 衛藤幸雄 | |
ピッコロ 衛藤幸雄 | |
ストリングス 新室内樂協会 | |
リードボーカル 堀内護 | |
コーラスガロ | |
2・水車は唄うけど | ベース 宇野もんど |
ピアノ 大野克夫 | |
ビブラホン 大野克夫 | |
生ギター 堀内 護 | |
スズ原田祐臣 | |
リードボーカル 堀内 護 | |
コーラス ガロ | |
3・学生街の喫茶店 | ドラムス原田祐臣 |
ベース 宇野もんど | |
ピアノ 大野克夫 | |
木管 村岡 健 | |
ストリングス 新室内樂協会 | |
リードボーカル 大野真澄 | |
コーラス ガロ | |
4・蝶が飛ぶ日 | ドラムス原田祐臣 |
ベース宇野 もんど | |
ピアノ 大野克夫 | |
ストリングス 新室内樂協会 | |
生ギター 日高富明/井上たかゆき | |
リードボーカル 日高富明 | |
コーラス ガロ | |
5・四つ葉のクローバー | 生ギター日高富明、井上たかゆき |
リードボーカル 日高富明 | |
コーラス ガロ | |
SIDE−2 | |
1・ベイビー・アイム・ウォント・ユー | ドラムス原田祐臣 |
ベース 岸部 修 | |
ピアノ 大野克夫 | |
エレキギター 日高富明 | |
生ギター 日高富明/堀内護 | |
リードボーカル 日高富明 | |
コーラス ガロ | |
2・レット・イット・ビー | ドラムス原田祐臣 |
ベース 岸部 修 | |
ピアノ 大野克夫 | |
チェンバロ 大野克夫 | |
リードボーカル 大野真澄 | |
コーラス ガロ | |
3・マイ・レディ | ドラムス原田祐臣 |
ベース 岸部 修 | |
ピアノ 大野克夫 | |
エレキギター 井上たかゆき | |
生ギター 日高富明/井上たかゆき | |
リードボーカル 日高富明 | |
コーラス ガロ/ミッキーカーチス | |
4・ビコーズ | ベース 岸部 修 |
ピアノ 大野克夫 | |
エレキギター 井上たかゆき | |
生ギター 井上たかゆき | |
ペタル・スチール 駒沢祐城 | |
コーラス ガロ | |
5・グットモーニングスターシァイン | ドラムス 原田祐臣 |
ベース 岸部 修 | |
ピアノ 大野克夫 | |
ビックギター 堀内 護 | |
コーラス ガロ | |
スタジオ | モーリスタジオ |
録音 | 1972年2月 |
ミキサー | 黒田典夫 |
プロデューサー | ミッキーカーチス |
オりジナル・リリース1972年6月25日 |
ガロは八枚のアルバムを出していますがファーストとサードが 少し似てるかなと思える位で、後はどれも全然別の顔をしています。 そしてこのGARO2も凄く個性的なアルバムに仕上がっています。 A面は村井邦彦、すぎやまこういちなどを起用しての作品。 そしてB面はメンバー自身が選んだ洋楽のカバー。 このアルバムを今改めて聴いてみるとやけにのんびりしているなと 感じることがあります。 自然、田舎のイメージを引き出させる為にわざとテンポを遅くしたのかも 知れません。 例えば「美しすぎて」はこの後シングルバージョンを作っていますが、 かなりアップテンポ化されています。 ただ現代はサウンド重視傾向にあり私の感覚もそれに慣れてしまっています。 ゆっくりだと感じるのはそのせいなのかもしれません。 ガロサウンドの魅力の一つとして、変則的なリズムによる緊張感というのが あると思うのですが、その点においてはやや少なく感じられるのが 少し残念なところです。 B面の洋楽はメンバー自身が選んだとの事ですので曲名も興味深く 感じられるのではないでしょうか。 全体的に甘いメロディー系でまとめられていますね。 最後の「グットモーニングスターシァイン」は明るく軽快な感じになっています。 欲を言えばCSN&Yコピーのスタジオ録音というのも聴いてみたかったと 思ったのは私だけでしょうか。 |
美しすぎて ライブではアコースティックギターで演奏される代表曲なナンバーですね。 メンバー自身のオリジナルではありませんが相当気に入ってたと思われます。 この曲はアレンジを変え三枚目のシングルとしてもリリースされました。 そしてB面には「学生街の喫茶店」が・・・・・・ 「学生街の喫茶店」がヒットした影でこの曲はほとんど評価されませんでした。 やはり美しすぎたので流されてしまったのでしょうか。 私は好きな曲なんですが。 ガロファンからは絶大な人気を得、ガロの顔と言っても過言ではない曲だと 思います。 生ギターでの演奏はガロライブの中で聴く事が出来ます。 水車は唄うけど 温もりを感じさせるメロディーです。 やはりこれもすぎやまこういちさんらしい曲と言えるのではないでしょうか。 繰り返し聴こえるアコースティックギターの印象的なフレーズも 気に入っています。 こんな場所でのんびりしたいですね。童心に返るのも悪くありません。 学生街の喫茶店 ご存知ガロの代名詞のような曲ですね。 イントロだけを聴いても心を動かされるのがわかる気がします。 ボーカルらしい曲でこの曲によってマーク、トミーについで三つ目の ガロサウンドが生まれました。 A面全体が田舎あるいは自然というものをテーマにしていますが、 この曲だけが 二十歳前後の学生または社会人の日常を、 やさしく、ノスタルジーをこめて描いています。 この詞は素晴らしい詞ですね。 学生街という言葉が巷で使われるようになったのはこの曲からなんですよ。 演奏はガロライブでも聴く事が出来ます。実際にはエネルギッシュあるいは ワイルドなアレンジで 演奏される事が多かったようです。 また紅白歌合戦では貴重な映像を動くガロとして見ることが出来ます。 そして1999・12・22 TVでボーカルが演奏を披露してくれました。 アレンジも原曲を意識したもので素晴らしい演奏でした。 ガロの曲としていつまでも残って行ってほしい曲です。 あまりにも有名な曲ですので別コーナーを設け、もう少し細部まで 書いてみたいです。 蝶が飛ぶ日 A面のリードボーカルはマーク、マーク、ボーカル、トミー、トミーの順に なっています。 曲順はこれがベストだと思いますが結果的に珍しいパターンになりました。 さてこの曲は村井邦彦さんの作品なんですが「美しすぎて」といいこの曲といい さすがにプロですね 。 少しけだるい感じがこの曲の特長でしょうか。 今こうして改めて聴いてみるとやはりガロらしい曲なんだなと思わずには いられません。 四葉のクローバー この曲はこのアルバムの中で一番好きな曲です。 かまやつひろしさんでヒットした曲でもありますね。 ちなみにそのアルバムでもガロはバックコーラスとして参加しているんです。 かまやつさんの曲よりもすっきりアレンジが特長と言えましょうか。 井上たかゆきさんとトミーとのギターの掛け合いも緊張感がありますよね。 そしてリードギターのフレーズも最高です。曲もシンプルながら綺麗で ほんとに良い曲なんですよね。 このアルバムは「学生街の喫茶店」が含まれていた事でガロとしては 一番売れたと思います。 ただガロサウンドの本質が現れていたかは私としては大いに疑問なんです。 そんな中でこの曲はガロらしい部分が十分に出てると思うのですよ。 アルバムを買った人がこの曲を聴いて少しでもガロに、こんな一面も あるんだという事に気付いてくれたら こんなに嬉しいことはありません。 ベイビー・アイム・ウォント・ユー やはり洋楽はトミーが強いですね。 この曲と「マイレディー」はステージでも歌われていました。 このアルバムではボーカルが詞を担当しています。 なんとなくけだるいギターの響き、子守唄なのか・・・ベイビー ガロの前身マーク&トミーを連想させるハーモニー、何故ボーカルも 参加しなかったのだろう。 レット・イット・ビー 言わずと知れたビートルズの名曲です。 ビートルズ好きのボーカルが選曲したには違いないと思いますがそれにしても 思い切った事をしたものです。 ガロには似合わないとずっと思ってました。 しかし最近聴く回数が多くなるに付け良さが少しずつ判ってきた気がします。 ボーカルも自分自身が好きなだけあってしっかり歌ってます。 マイ・レディ トミーにぴったりの繊細な曲です。 イントロではミッキーカーチスが超低音でコーラスに参加していますが それにしても低いです(笑) アコースティックギター、エレクトリックギターが左右に振り分けられ 間奏もアコースティックギターの良さが十分に出ています。 今改めて聴くとこんな落ち着いた曲も悪くないなと思えてきます。 ガロが出来る前二人はこんな唄を歌ってたのですね。 ビコーズ B面洋楽サイドの中でも一番気に入ってる曲です。 コーラスを得意とするガロではありますが一曲丸ごとコーラスになっている 曲は意外と少ないように思います。 そんな意味でもこの曲は貴重なものなのではないでしょうか。 やはりギターが左右に振り分けられていてセンターからコーラスが 聞こえてきます。 グットモーニングスターシァイン ラストを飾るにふさわしい軽快な曲ですね。 マークの弾くギターをメインに左右からコーラスが聞こえてきます。 生ギターの音色も好きだったりするんですよね。 よく聴くとバックでボーカルが「ピース!」、「ガロ!」と叫んでるのがわかります。 |