Last Update:2022/03/25

プレス・成形関連用語集

 

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圧縮成形 加熱した金型内に成形材料を供給し、プレス成形機で加圧・硬化させて金型から取り出し形状を形成する方法。加工方法の違いにより"トランスファー成形""積層成形"などの種類がある。
射出成形 各種成形材料(熱可塑性熱硬化性・繊維強化樹脂など)を金型内に流しこみ 3次元的な形状を形成する方法。加工方法の違いにより"ガスアシスト成形""射出圧縮成形"などの種類がある。短時間で効率よく加工できるので身の回りプラスチック製品の多くがこの方法で作られている。
インサート成形 金属部品または、その他の材質の部品を埋め込む射出成形方法。成形部品に金属のボスやネジを埋め込んだりするインサート成形では、樹脂と金属部品との間にクラックが、発生しやすいので、樹脂の肉厚、金属の材質等を検討する必要があるといわれる。
ガスアシスト成形 射出成形の一種。材料を金型内部に射出中あるいは射出後に、ガスを溶融材料内に圧入し、ガスで保圧することにより製品外観を向上させる方法。
射出圧縮成形 射出成形の一種。わずかに開いた金型内に材料を射出した後、金型を閉じることにより材料を圧縮し、より高度な形状、寸法や均質な製品を得る方法。
トランスファー成形 圧縮成形の一種。加熱室内でいったん加熱軟化させた材料を金型内に押し込んだ後、硬化させる方法。
積層成形 圧縮成形の一種。樹脂を含浸させた紙・布・補強剤(ガラスマット)などを適当枚数重ね合わせ、加熱・加圧により硬化させる方法。
熱可塑性 加熱すると軟化し、別の形に変形しうる性質。金属・ガラス・及びポリエチレン・ポリスチレン・ポリプロピレン・ポリ塩化ビニル等の合成樹脂にみられる。
熱硬化性 ある種の重合体が、加熱されると分子間に橋かけがおこって不溶不融の状態に硬化する性質。熱硬化性を持つ合成樹脂としてはフェノール樹脂・尿素樹脂・メラミン樹脂などがある。再加熱しても柔らかくはならない。
合成樹脂 合成した高分子化合物から成り、一定の状態のもとで可塑性を示す物質。初めに作ったベークライト(フェノール樹脂)が天然樹脂に似ていたので、この名が生れたが、樹脂とは全く別物。塩化ビニル樹脂・ポリエチレン・尿素樹脂の類。熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に大別される。いわゆるプラスチックのこと。
プレス加工 金型(カナガタ)の間に工作材料を置き、てこ・ねじ・水圧などを用いて強圧成型する加工技術。機械プレスと液圧プレスとに大別される。
金型 プレス加工・射出成形などに使用される金属製の鋳型。製品の形状・寸法などを直接左右する加工の心臓部分といえる。
カス上がり プレス加工の際、抜き加工工程で一度抜かれた穴や切欠きの材料(カス)がダイの表面に上がってくることで、プレス金型内におけるトラブルでは、プレス部品の不良の原因となったり、材料の供給を不可能にしたりするために、もっとも厄介な問題といわれている。対策としては金型内にエアを通る穴をあけ、圧縮空気を送る等の方法がとられている。
せん断加工 プレス加工で材料を切り離す作業のこと。通常金型のパンチとよばれる部分とダイと呼ばれる部分を組み合わせて、加圧することで行われる。その際の加工面には、通常"だれ"・"せん断面"・"破断面"・"バリ(かえり)"といわれる部分が観察される。
順送金型 プレス加工で、材料を送りながらせん断・曲げ・絞り・張出しなどの加工を1セットで行う金型のこと。

           

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