XSのエンジンはドライブスプロケットと、クラッチプッシュロッドのオイルシールからのオイル
漏れが宿命で、ドライブチェーンへの自動給油みたいになってしまう(笑)
オイラのXSはチェーンだけでなく、クランクケースの下部までオイルだらけになってしまうよう
になったので、この際交換することに。
クラッチプッシュロッドのオイルシールはドライバーでこじると簡単に抜けましたが、ゴムの劣化
がかなり進んでいて、これではオイルシールの役目を果たしません(^^;
ドライブスプロケットのオイルシールは、スチールのリングが入っているタイプなので、ドライ
バーで内側からこじってやると、ポロッと抜けます。
そのまま挿入しようとすると、角でオイルシールが傷ついたりして入らなくなることがあります。
最初に角をスクレイパーなどで撫でてから、300番くらいの耐水ペーパーで角を丸めてやりま
す。
丸めるといっても、指で触って角でのひっかかりが感じられなく程度で十分です。
最後は木の棒とハンマーでしっかりと最後まで叩き込んで終了!!
スプロケットの下に見えるのは、チェンガイドのゴムクッションが削れてしまい、金属の地肌が露
出してしまったので、エポキシ樹脂を5mmほど盛ったものです。
今日はフロントフォークのオイルシール交換とボトムケースのバフがけを・・・
サービスマニュアルではオイルシールは、ボトムケースの底のヘキサゴンボルトを緩め、イン
ナーチューブを抜いて行うことになっている。
しかし、ヘキサゴンボルトが固着してなかなか緩まず、ヘタをするとボルトが舐めてしまいそ
うなので、油圧で抜くことに。
ダストシールとクリップを外し、スプリングを抜いて、左右のフォークから抜き取ったフォー
クオイルをチューブ内に満たし、キャップボルトを締めます。
そして我がガレージには油圧プレス機などというものがないので、油圧ジャッキと番線でご覧
のような即席プレス機を(^^;
これでもちゃんとオイルシールが抜けてくれます。
以前にFJ1200もこの方法で抜いたので、実績は十分です。
オイルシールを交換してから、ボトムケースにバフがけをして、本日の作業は終了!!
Fフォーク組み付け
2010/10/20 9:07
エンジンを積むためには、前輪とセンタースタンドがないとどうしようもないので、ここ
まで組み立てました。
センタースタンドが塗装していないのは、完成時には不要というか、マフラーと干渉して
しまうためです。
さて、次はシリンダーヘッドを開きます。
シリンダーヘッドカバー
2010/10/29 8:56
ヘッドカバー周辺からのオイル漏れがあったので、とりあえずカバーを外すことに。
腰上のナットとガスケット類はネットで入手済みなので、安心して取り掛かることが
できます。
カバーのボルトとナットは簡単に外すことができたが、オイルのデリバリーパイプが
コネクターと固着してナットが全く緩まない(^^;
無理にやろうとすると、デリバリーパイプとコネクターが供回りしてしまい、パイプ
を変形させてしまう・・・
CRCを染み込ませて1日放置してもダメ。
ハンマーでショックを与えてみたが、22mmの片口スパナとモンキーでやると、モ
ンキーがショックを吸収してしまう。
近所からサビサビになった22mmのスパナを貰ってきて、コネクター側のスパナを
コンクリートブロックで押さえて、デリバリーパイプ側のスパナをハンマーでゴツン
と叩いたらやっと緩んでくれました。
この部分はフロントタイヤからの水はねが直撃する部分なので、錆で固着してしまっ
ていたようです。
当然組み立ての時はグリスを忘れずに塗布します(笑)
これでようやくヘッドカバーを外すことができました。
クランクやピストンには今のところ異状はなさそうなので、シリンダーをバラすのは
この次に、ということにしました。
ヘッドカバーはサンドブラストするので、ロッカーアームとロッカーシャフトを外す
必要があります。
サービスマニュアルでは専用工具「ロッカーシャフトプーラー」を使うことになって
いますが、6mm×10cm長のボルトをシャフトにねじこんで、テコで引っ張ると
簡単に抜けてくれました。
強制乾燥窯
2011/1/14 16:58
そろそろXSの塗装に取りかかることに・・・
この季節は天気の良い日は空気が乾燥し、空気中のホコリも少なく絶好のペイン
ト日和です。
ただし、今朝も氷点下10.5℃で日中の最高気温も−5℃ (^^;
これではスプレー缶の内圧不足や被塗装側の冷え過ぎで、液ダレや柚子肌なんぞ
でロクな仕上がりになりません。
ということで自動車修理工場の塗装ブースや焼付け窯には及ばないが、「強制加
温&乾燥窯」を造ってみました(^^ヾ
ヒントはDIYショップで売られている、段ボール製の「燻製キット」です
(笑)
XSのタンクがすっぽり入る段ボール箱の底に20cm角の穴をあけ、上部には
吊り下げ用の鉄パイプを渡し、てんぷら鍋用の温度計をセットしただけ。
最初は1200Wの電気コンロでテストしたけど30分程で50℃くらいまでし
か温まりません(泣)
やはりカロリー不足のようです。
そこで熱量2.9KWのキャンプ用のバーナーを使ってみることに。
ボンベのブタンガスは沸点が0℃なので、この寒さではガスの吐出が不安定にな
るので、お湯に浸したタオルで加温してやります。
そうすると、段ボール箱の中は20分で130℃まで上昇しました。
一般的に紙の発火点は290℃以上と言われていますから、炎が直接触れない限
り、段ボールが燃え上がることはないはずです。
とりあえずテストで、メーターのステーの塗装をしてみました。
しっかり脱脂してから段ボール窯の中に吊るし、50℃まで加温します。
並行して缶スプレーはバケツに張ったお湯に浸して30℃くらいまで加温しま
す。
ステーを取り出してスプレーを始めると、液ダレやムラもなくきれいに塗れまし
た。
30分ほど乾燥させてから、再び段ボール窯に入れ、今度は120℃まで加熱し
20分ほど強制乾燥させます。
仕上がりは一応満足できるレベルです。
ということで、明日からXSのタンク、サイドカバー、リアショックカバーの塗
装を始めます(^^)v
塗装開始
2011/1/18 11:04
タンク、サイドカバー、Rショックカバーの塗装を始めようとして、気がつ
いた・・・
それは「YAMAHA」のロゴ。
タンクにYAMAHAのロゴを入れようと、ネットでヤマハの公式ページか
らダウンロードして、マスキングテープをカットして使おうとした。
ところがYAMAHAの文字がどうもしっくり来ない。
いつも見慣れたロゴと微妙に違う・・・
で、調べてみたらヤマハの統一ブランドロゴとヤマハ発動機では違うのだそ
うだ。
上がヤマハ発動機、下がヤマハ鰍フもの。
音叉の柄の部分がヤマ発のものは外円に食い込んでいるが、ヤマハのものは
食い込んでいない。
YAMAHAの文字はヤマ発は左右対称でMの真ん中が下まで完全に下がっ
ているが、ヤマハのものは左右非対称でMの真ん中が下まで下がっていな
い。
今までまったく気がつかなかった・・・・
タンクのロゴがもちろんヤマ発のものを使います(笑)
曲線は3mmのマスキングテープで・・・
シート張り替え
2011/1
/25 17:39
ここ1週間は日中でも氷点下の日が続き、バイク庫で作業をする気には
なれません(笑)
ということで、シートの表皮の張り替えをすることに。
表皮は昨年中に購入していたTX650のもの。
XSの純正は段差つきで、どうも好きになれず、ブルックランズのSR
用シートを使っていました。
SR用をタイラップなどで固定して無理矢理使っていたので、整備のた
びにタイラップを切って、新品に交換したり、結構面倒くさかった。
で、この際、XSの純正シートベースを使って、TXのフラットシート
に加工するすることにしたのです。
XSのシート表皮を剥がし、ウレタンフォームをカットします。
TXのシート表皮から型取りをして、ウレタンフォームにカットする線
を引きます。
カットするのに使ったのは、正月の餅を切る刃渡り60cmの包丁です
が、カミさんに見つかると叱られるので、カミさんの外出中にやりまし
た(爆)
あらかじめ引いたラインどおりカットしてから、凸凹をカッターで修正
し、10mm厚のスポンジシートを張ってから、TXの表皮をかぶせま
す。
表皮をシートベースに目玉クリップを20個ほど使って仮留めし、全体
を整形します。
整形するために10mm厚のスポンジシートを小さく切ったものを押し
込んでやります。
(実はこれが一番時間がかかりました。)
整形が終わったら、表皮をシートベースの爪に固定し、タンデムベルト
を取り付けて完了です。
このシート張り替えは、コタツにあたりながら作業をして、4日ほどか
かりました(笑)
塗装再開
2011/2/4 15:52
日中の最高気温が氷点下の真冬日が続
き、バイク庫での作業も2週間ほどお休みしてました。
昨日から気温も上がり始め、今日の日中は10℃近くまで暖かくな
りました。
ということで、XSのタンク等の塗装を再開。
マスキングはコタツにあたりながら、せっせとやっていたので、今
日は太陽の下で塗装作業。
さすがに太陽の力は偉大で、冷え切ったタンク類も15分も陽に当
てておくと、20℃くらいまで温かくなります。
さすがにスプレー缶はお湯に漬けて温める必要がありますが、無風
の青空の下での作業はスピーディで楽しく進みます。
1時間もすれば水研ぎできるくらいまで乾燥します。
今日はメタリックのシルバーブルーを吹いて、上塗りのクリアーを
吹くところまで進みました。
明日も天気が良ければ、水研ぎとクリアー吹付けです(^^)v
電装関係終了
2011/2
/26 13:51
ここ一週間は暖かい日が続いたこ
ともあり、レストア作業もどんどん進み、電装関係やブレーキ
系統の整備がほぼ終わりました。
タンクやサイドカバーを仮止めするとご覧のとおりになりまし
た。
残るはキャブレターの分解清掃&調整だけとなりました。
まあ、車検を取るのは来月下旬の予定なので、特に急いでやる
必要もないんだけどネ・・
キャブのオーバー
ホール 2011/3
/5 20:16
XSのフルレストアの最後になるのがキャブレターのオー
バーホール。
不具合があるわけではないが、このとおりかなり汚い状
態。
とにかく全部分解し、サンドブラスト処理をした。
無論エアや燃料の通路にメディアが入り込まないように慎
重にマスキング。
新品同様とは言えないまでも、かなりきれいになりまし
た。
キャブのセッティングは全てサービスマニュアルの規定値
どおり。
同調は明かりにかざしながら、左右のバタフライバルブの
開度が同一になるようにセットスクリューを調整。
あとで、バキュームゲージで同調を取ることにします。
エンジンに組み込み、エアクリーナーもセットして完了。
さて、これでタンクにガソリンを入れて、エンジンがかか
るかどうか・・・・
それは明日以降のお楽しみです (^^
レストア
完了!! 2011/3/10
14:24
タンクにガソリンを入れ、燃料コックをPRIにしてキャブを満たし、セルを回すと・・・・
あっけなく始動しました (^^)v
バキュームゲージで左右の負圧を計ると、調整不要のドンピシャリ。
さあ、あとは月末(=自賠責保険料の引き上げ前)に車検を取るだけです。
と思ったら、
翌日2011年3月11日 14:46 東日本大震災が発生。
その時は家の中にいたのですが、娘と産まれたばかりの孫を抱きかかえて
玄関から飛び出し、庭にうずくまっていると・・・・
眼に飛び込んだのは、シャッターの開いたバイク庫の中で転倒している
XS650と、今にも転倒しそうに左右に大きく揺れている
FJ1200・・・
長い大きな揺れが収まり、周囲を見渡すと隣家の屋根瓦が崩落したり窓が
壊れたりしているが、幸い我が家は大きな被害はなく、食器や置物が落下し
て破損した程度で済みました。
バイク庫のXS650を引き起こしてみると、右のステップとハンドルグ
リップとマフラー後部の3点で地震に耐えていたようで、大きな傷はな
い・・・・
と思ったら、タンクに直径5mmほどの凹みができていました(泣)
|
車検終了!!
2011/3/31 16:40
本日車検終了。
ユーザー車検にしようかと思ったが、過去3回ともテスターの光軸が通らず、四輪用の検査ラ
インでようやくOKを貰っている。
宮城の陸運支局では一昨年から3アウト制になり、3回不合格だとその日は再受験できないこ
とになってしまった。
以前は合格するまで何度でもテスターに乗ることができたが、これではとても無理だと判断
し、近所のホリデー車検に頼むことに。
検査料や代行手数料などがかかるが、しょうがありません(ToT)
さあ、もう少し暖かくなったらツーリングだ!!
オイル漏れ発生!!
2011/4/26 15:43
先日、石巻のボランティアセンターへ差し入れを届けにXS650で行き、帰ってみたら左の
シリンダーヘッド周りからオイルが漏れている。
プラグ周りがオイルだらけで、どうやらカムシャフトからのようだ。
考えてみたら、ここのオイルシールは交換していない (^^;
分解点検してみたら、やはりオイルシールが硬化してました・・・
大急ぎでオイルシールとガスケットを取り寄せ、交換しました。
中央下が硬化していたオイルシール。
塗装のやり直し
2012/7/10 10:25
大震災で転倒しタンクにできた凹みが気になり、しかもカラーリングが思っていたイメージに
届かなかったこともあり、思い切ってやり直しました。
イメージはXS−1のメタリックグリーンに白のストライプの逆パターンです。
白地をきっちりと仕上げた上にグリーンメタリックを載せます。
ロゴはいつものようにマスキングテープを切り抜いて使います。
今回は黒台に金文字にします。
最後は2液ウレタンをスプレーして、4日間乾燥。
1000番のペーパーで水研ぎしてから、コンパウンドで磨き上げました。
まあ、フレームが赤で、白地に緑・・・・
そうです、狙ったのは「ちょっとイタリアン」です(笑)
再びオイル漏れ発生!!
2012/7/26 15:40
塗装が終わったので、ちょっと100Kmほどテスト走行に。
翌朝、なにげなくエンジン周りを見ると左プラグ周辺にオイルが漏れ出している (^^;
ポイントカバーを外してみると、交換したばかりのオイルシールから再びオイルが滲み出し
て、プラグホールを伝いフィンまでオイルが・・・
交換した際にオイルシールの組みつけが悪かったのか、とにかくこりゃだめだ、ということで
再度オイルシールを交換することにする。
で、今回はRabbit(アールプロジェクツ)から通販でオイルシールとガスケットを取り
寄せることにしました。
9時ころにメールで発注したら、すぐに返信があり、翌日のお昼過ぎに宅配便で届きました。
で、抜き取ったオイルシールをよく見ると、前回は赤男爵に取り寄せてもらったのだけれど、
どうも形状がちょっと違う。
確かに内径と外径は同じだけれど、厚みが3/4くらいしかない。
Rabbitのものは、今までガバナー側についていたものと厚さは同一です。
ん〜〜〜、赤男爵に頼んだ時はネットで部品番号を調べて頼んだんだけどなぁ・・・・
まあ、とにかく交換するしかないのですね(笑)
で、ささっと交換を済ませエンジンをかけようとしたが、いくらキックしてもウンともスンと
も言わない。
スターターを回したらマフラーの中でパーンと爆発音が・・・・
ん? 点火時期がすっかり狂っている (^^;
ちょっと落ち着いて考えてみた・・・・
ガバナー側のオイルシールを交換する際にカムシャフトとガバナーの組み付けを間違えたとし
か考えられない・・・
開いて見たらやはりそのとおりで、合わせマークが180度狂ってました。
ちょっとしたというか完全なチェックミスでした (^^;
正しく組み付けてからエンジンをかけようとすると、あっけなくキック一発でスタートしまし
た(笑)
フロントブ
レーキをブレンボに換装!
(2014年9月)
今回のレストアで手を付けなかった(付けられなかった)のがフロントブレーキ。
片持ちのシングルポッドの純正ブレーキの貧弱さはXS乗りなら半分あきらめている・・・
XSの専門ショップR−Proが強化用に販売しているグリメカのキットはキャリパーが対向
2ポッドだけど、
ディスク、スペーサー、キャリパー、サポートなど一式を揃えると20万円近くになってしま
う・・・
そんなことで、今回レストアする時もフロントブレーキは純正のままで手をつけませんでし
た。
が、最近のこと、ふとヤフオクを覗いたら「XS650sp用ブレンボ」というのが出てまし
た。
酔った勢いで落札しちゃいましたが、予想していた落札額以下だったのでメデタシメデタシで
す(笑)
現物が届き、状態を確認したら錆と汚れ以外は問題がなさそうです。
もちろん必要なのはディスクとスペーサー、キャリパーとサポートだけ・・・
ネットでブレーキクリーナーを検索してみると、soft99の「ブレーキダスト・クリー
ナー」が
クエン酸配合で固着鉄粉に効くようなので、早速カー用品店で買い求めてきました。
ディスクとキャリパーに吹き付け10分ほど放置、ナイロン製のブラシでゴシゴシ・・・を5
回ほど繰り返すと固着した汚れはほとんど取れました。
ディスクの点サビはスクレイパーで表面を削ってから、スチールウール+ピカールでゴシゴ
シ・・・
ディスクのジョイントは小型リューターのワイヤブラシでサビ落とし・・・
キャリパーはピストンを全部外して点検清掃です。
ボルトやナット類はホームセンターでステンレス製のものを探してきて全て交換しました。
で、組み上がった姿はご覧のとおりです。
純正よりは、フロント周りがしまったように思います。(多分オイラだけ 笑)
え? 肝心のブレーキの利き具合は・・・
早速、近所を30Kmほど散歩してみましたが、やはり純正とは全く違います。
純正はフルブレーキングの際は4本指で握る必要があったのですが、換装したブレンボは2本
指で十分です。
まだディスクとパットの当たりが出ていないのですが、当たりが取れれば1本指でも十分かも
しれません。
まあ、とにかくオイラ的には満足できる水準になりました。
オイルクーラー装着 (2015年6月)
我がXSも走行6万Km近くになり、ピストンリング等が磨り減ったためか熱ダレを起こしやすくなった。
気温30度くらいの中を高速走行していると、冷却が追い付かず油温が上がり、しまいにはローターコイルがキュリー点を超える
ようで、発電圧が急激に下がる現象まで起きるようになってしまいました。
対策はシリンダーボーリングとオーバーサイズのピストンを入れるのがベストだけど、なんだかんだで10万円超はかかってしまいます。
そこで考えた末にオイルクーラーを装着することにしました。
ただし問題は適当なオイルクーラーがあるかどうか・・・・
装着できる場所はエンジンマウントの直前しかなく、エキパイとの干渉を考えると幅25〜28cmでフィンが6〜8段のものが良さそう。
YAMAHA用を探したが適当なものが見つかりません・・・・
探しているとKAWASAKIのNinja ZX−10のものがほぼピッタリ。
しかも水冷のZX−10にオイルクーラーは不要と考える人が多いそうで、ヤフオクには結構なタマ数が出てます。
中でも良さそうなものを700円で落札・・・・ 送料は倍以上でしたが(笑)
取り付けはエンジンマウントを利用し、2mm厚のステンレス鋼板でステーを作りました。
オイルの取り出しはアールプロジェクトのフィッティングキットを通販で入手し、取り付けました。
で、効果は・・・・
油温計をつけているわけではないので数字では示せませんが、確実にクランクケースの温度上昇は抑えられています。
ローターコイル巻き替えと点火系の部品交換(2015年7月)
オイルクーラーを装着したものの、発電機の熱ダレが止まりません。
XSは励磁式発電なので、コイルがショートすると発電量が低下し、それを補うためにレギュレーターが電流をカットせずに電気が流れっぱなしに・・
そうするとコイルが発熱し、キュリー点越えで急激に発電量が低下、という悪循環にハマったようです。
なのでローターコイルの抵抗値を計測することに。
テスターの短絡時が0.9Ωなので、1.5Ω・・・・規定値は5.25Ωなので3分の1以下です。
これは修理=巻き替え以外ありません・・・・・
知り合いのXS乗りはモーター屋に巻き替えを頼んだけど、すぐにダメになってしまったという話です。
Rabbitでは以前はリビルド品を扱っていたけど、現在は永久磁石の発電キットのみの販売になってしまったみたいです。
なので、ネットで検索してみたら見つかりました。
東京の墨田区にHu−techというバイク屋があり、そこでXSやHONDA CB750、KAWASAKI KHなどのローターコイルの修理をやっている。
HPを見るとヤフオクに出品しているということなので、早速覗くと「XS,TXローター巻き替え 11,500円即落」で出品されています。
評価欄を見たらマイナス評価が0で、コメントも称賛の声が多数です。
こりゃあ間違いないだろうと即落入札しました(笑)
ところがこのローターコイルが簡単に抜けてくれません・・・・ 無理をすると破壊しかねません・・・・
専用工具のロータープラーが必要です。
しょうがないのでRabbitにロータープラーを発注し、ついでにポイントカムも頼みました。
翌日午前には荷物が届き、早速作業です。
さすがは専用工具、カッコンという音とともに簡単に抜けてくれました・・・・
宅配便でコイルをHu−techに送り、戻って来るまでは点火系の部品交換と調整です。


磨り減ったコンタクトポイント、スプリングのヘタった進角ガバナー、摩耗し点火時期が遅れ気味になったポイントカムを交換しました。
1週間でHu−techからコイルが戻り、その新品のような仕上がりにビックリ。
ブラシの当たるシューは鏡面仕上げです・・・・・
そして肝心の抵抗値を測ると、0.9Ωを補正すると5.3Ωです。マニュアルの規定値どおりです。
早速組み込み、エンジン始動。
1,300rpmで13.2V、3,000rpmで14.7V、規定値どおりの電圧だ出ています。
何よりもヘッドライトを点灯した時の電圧降下が起きなくなりました。
ウインカー点滅にあわせて他のランプ類が暗くなるという現象もきれいに消えてくれました。
その後、200Kmほど試走しましたが熱ダレも起さなくなりました。
それとポイント類を交換した効果か、中低速域の力強さが戻りました。
こんなことならもっと早く手をつけておくべきだった、と思いますね(汗)
2015 年6月 現在の主なカスタマイズ
フロント周り
ハンドル = Posh 、 樽型グリップ、 Fフォークブーツ
= Kijima(ダミー)、
レバー = magura、 ブレーキホース =
ステンレスメッシュ
フロントブレーキ Brembo
エンジン 腰上分解(ガスケット、Oリング、オイルシール交換) サ
ンドブラスト処理
点火系 アースィング&ノロジーホットワイヤー
排気系 エキパイ = kijima、 マフラー =
Ducati MHR-Silentium
オイルクーラー装着(ZX−10用を流用)
灯火類 ヘッドライト = Cibie 182、ウィンカー =
Kijima
シート=ベースのみXSオリジナル、表皮TX650
(Rabbit)、 ウレタンクッション自作
サイドグラブバー =自作(ステンレス製、ワンオフ)
リア周り
ショック = MIDI
(rabbit)、ホイール 18inch
タイヤ Bridgestone Accolade F 2.75×19 R 3.50×18
塗装 (フレーム、タンク、サイドカバー、Rショックカバー) オリジ
ナルペイント
|
ライダー
ハウスへ戻る