iPhone・iPad体験会の感想

あいさつ

土日の2日間、“パソコンアシストネットワークSPAN”主催、オアシス共催の『視覚障害者のiPhone・iPad体験会』が、新潟市総合福祉会館において、
26日(土)はサポーターを中心に、 27日(日)は、上越、小千谷、加茂、阿賀、新潟市から当事者17名、サポーター14名、SPANから6名で、開催されました。
不安と期待と緊張で始まりましたが、次につながる体験会になったと、全員が手応えを感じ、笑顔と感謝で終わりました。    小島

感想

感想の一部をお伝えします。  終始和やかに、それでいて参加者が真剣に取組めたのは、なぜでしょう?
◆「声は人なり」を感じさせてくれる体験会だったからです。 参加者の気持ちを汲み、基本を分かりやすく、大きくて力強い声、その人の手や鼻を使わせ感触を大事にした教え方、ユーモアを交え、人の心を魅了する話術はお見事!
この機器が使えると、『便利だよ。楽しくなるよ。生活が豊かになるよ。もっと人にも繋がるよ』のメッセージを届けたい、その想いがみんなに連鎖する話術でした。
いぶし銀のMさんの声、あったかで真摯なさんの声、歯切れ良く大きな声を響かせるIさんの声、その声に魅せられた後に、iPhoneを手に取り、実際に体験できたこと、便利さが分かち合えたことが、みなさんを笑顔にしました。
もうひとつ
好青年Iさんの生きる姿勢が・・・、人間力が・・・、凄かった。
見えなくなるって辛い、生きていけるの?と葛藤の中、見えた希望がiPhoneだった。
iPhonを見えない人に教える。『見えないことを“売り”にできる』、デート代が稼げる。見えている時に培った営業と接客業が活かせるに、気づき行動する若者でした。
この前向きな性格と行動力、こういう人に出会えた私たちもラッキーでした。そして、サポーターとして連日大活躍してくれたのが、新潟大学工学部学生さん3人。大変だったかもしれない、でも彼らにも得るものがたくさんあった2日間でした。
今回の「声は人なり」の体験会は、新潟にもまた来てほしい、でも全国に、世界にも広がると確信しました。
障害があっても、大丈夫、「明るく大きく楽しく」生きられるをアプリの種を、蒔いてくれました。 よい体験会を、有難うございました。
オアシスでも、月1回でも「iPone iPad 体験会・勉強会」を開催できる準備を今日から始めます。    小島
主 催:新潟県中途視覚障害者のリハビリテーションを推進する会
    NPO法人障害者自立支援センターオアシス
住 所:〒950-2072 新潟市西区松美台3番20号
TEL/FAX:025-267-8833
メール:aisuisin@fsinet.or.jp (小島紀代子)